6▼






学校の外は人一人居ないもぬけの殻だった。


「ロイド!あれ魔物だよ!!」

「魔物だって!?」

ジーニアスが指を指すその先にはドクロが浮いてたり盗賊みたいな格好の・・ってあれ人じゃないのか。


「戦わなきゃ村の人が危ないよ!」

「お、おぅ・・・」

えぇ・・・

半ば引きずられるようにして前線に借り出される私。


しゃあなしに剣を抜いて忍び寄って剣を盗賊に突き刺すと同時にジーニアスのファイアーボールがドクロに命中。


ぎゃー刺しちゃったんですけど!・・っていうか意外に動ける、エクスフィアの力なのかな。




その後も色々連撃技なんかも自分で編み出しジーニアスと協力して村にいる魔物を一掃することができた。



あぁ怖かった・・・



「先生!」

「姉さん!」

「あなたたち・・!」

聖堂に向かう道の途中で先生を見つけた。

声を掛けると先生が驚いた顔で私達を見る。


「二人共、早く教室に帰りなさい!」

「でも姉さん・・」

「ジーニアス、ロイド!」


「っ」

教師らしく先生が怒るとジーニアスが怯んでしまう、けどここで引いたらコレットを守れない・・・


「・・・・っ」

「・・・何があっても、知らないわよ」


先生もコレットが心配なのかもしれない。

引こうとしないロイド達の姿を見て今回ばかりは根負けして一緒に行く事を許してくれた。


  
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -