7▼
朝になるとダイクさんに家事手伝いをさせてもらえるようにお願いしてノイシュのごはんや洗濯物なんかをこなした。(相変わらずノイシュに顔中舐められたけど)
朝食を用意して顔を洗っているとロイドが寝惚けて起きてきて、それをダイクさんが一喝。
その後は皆で朝食を食べてロイドは学校に行ってしまった。
ここで目を覚まして二日目、早々と溶け込んで来た気がする、ありがたいなぁ。
そうだ、
「ん?なんだ、・・・・・・・散歩?まだ駄目だぞ、外は魔物が居て物騒だからな。ロイドが帰ってくるまで待ってくれ」
紙に書いてダイクさんに渡すと却下されてしまった。
魔物?よくわからないけど、残念。
ノイシュもロイドが学校に連れて行ってしまっているし、家事もこなしてしまってとても暇だ。
あてもなくダイクさんの仕事を見ていると見兼ねた彼はロイドの本を薦めてくれた。
そういえばベッドの横に本棚があったなぁ。
「・・・・・・・・・・?」
なんだろう、こんなところに動物の置物なんてあったかなぁ。
――――――――・・・・ボワワワンッ
「!!!!!!」
「わーっはっはっはっ!わたしは不思議料理人ワンダーシェフ!!君にみそおでんの作り方を伝授しよう!!!」
「・・・・・・・・・・・・」
なんだこの人。
*
← □ →