2 | ナノ
 



「ふぉぉー…」

街に行くとどのお店もクリスマス一色でワクワクしてきた。
せっかくだしツリーも飾りたいなー。でも片付けがめんど…ゲフンゲフン。
よし、夏希に頼もう!準備は俺に任せてっ!
なんて企んでたら目的のお店に着いた。
こんなお店あったんだー。


「おぉー!サンタの服がいっぱい!トナカイもっ」

「そうだ、俺はトナカイの格好してやるよ。だから優は俺が選んだサンタの格好な」

「えっ、ちょっ!」

楽しそうだけど待って!
お前に頼んだらどんな格好させられるかっ…てか改めてみたらこの店って大人のおもちゃ屋さんじゃない!?
あああっ見覚えある玩具がいっぱい並んでるぅっ!

「よし買った。さっさと帰って本番前に来てみるか」

「買うの早っ!」

しまった、呆気に取られてる間にって早すぎるよ買い物!
選んでる仕草とかなかったんだけどまさか企んでた?
俺をこの店に連れてきてサンタ衣装買う気満々だったの?
子犬のように見てきたあの日から企んでたのかぁぁあ!
やられた!…でもまぁ、夏希が嬉しそうならいっか。
俺のサンタコスプレぐらいでこんなに喜んでくれるなら安いもんだ!
夏希の為にも着てあげよう。

そう余裕ぶって決意して夏希の部屋に帰ると問題が起きた。


「なっ、何、その格好」

「何って、トナカイ。俺の身長じゃこれしかトナカイの衣装なかったんだよ」

だからって全身タイツはらめぇ!
体にピッタリ張りついちゃってるから見事に割れた腹筋がリアルに浮き出てるだけじゃなくて乳首にちんぽまでっておおおいいいい!

「却下!こんなエロイトナカイお断り!買い直しに行くよっ!」

「何でだよっ。俺は別にこれでも興奮s「却下!」

お前が良くても俺が嫌だよっ!
パンツの線見えなかったから下着穿いてないんだ…とか思ってちょっと興奮した自分が憎い!
あんな性的なトナカイが隣にいてたらクリスマスどころじゃないって!

それで普通の雑貨屋さんに買いに行ったんだけどやっぱり夏希サイズのトナカイの衣装があるはずも無くて配役を交換して今に至る。







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