ついた場所は知らない公園で、誰もいないことを確認してブランコに座った。


『ふぅっ……』

泣いても泣いても涙は止まらなくて…

千隼くんへの想いも止まらなくて…

どうしたらいい？

ひどいこといってしまった…

腕、思いっきり振り払ってしまった…


もう…




「真希チャン？」

名前をよばれ顔をあげると心配そうに覗きこんでいる竜生君がいた。


『竜、生く、ん…』
「真希チャン、どうした？」
『わ、たし、私！もうどうしていいかわからなくて！』
「なんでも聞くよ。だから今は思いっきり吐き出しなよ。で落ち着いたら話ししよう。」
『うあぁぁぁぁん！』


思いっきり泣いた。初めて大声で泣いた。回りなんか気にしないで、自分だけのために初めてないた。