FINAL FANTASYZ | ナノ


―数日後


インターホンが鳴り、ミカルの元に荷物が届けられた。

神羅カンパニーの名前が書いてあり、箱を開けると美しいドレスと靴、そして装飾品が入っていた。

そして封筒にはメッセージカードが入っており、美しい文字が書かれていた。

「親愛なるミカル。
 このドレスを気に入ってくれたら嬉しい。きっと君によく似合うだろう。当日会えるのを楽しみにしているよ。」

「ルー・・ファウス・神羅。」

女性が喜ぶことを知り尽くしているのではないかと思う。

まるで仕立てたようにピッタリなドレス。

いつもの自分じゃないようだった。

クラウドが見たら、どう思うだろうか?
なぜかわからないけど、その時クラウドのことが思い浮かんだ。



引き出しから、クラウドがくれた名刺を取り出す。

電話をしてみようか?


いや、仕事中かもしれない。


電話に出たところで何を話そう?



「クラウド、話すの苦手そうだしな・・。」



ミカルは名刺をしまって、ラディがいる店へと向かった。



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