「笠松センパーイ!」



インターハイ終了後。強豪と呼ばれる海常高校バスケ部は、インターハイベスト8という結果を残したものの、優勝という目標を果たすことができず、次の大会に向けて朝から練習に励む日々だ。そんなある日の朝。朝練に向かおうとする笠松を引き止めた声があった。



「なんだ、黄瀬かよ」

「なんだ、ってなんスか、ひどっ!って、そんなこと言ってる場合じゃないんスよ!」

「なんなんだよ」

「昨日オレ仕事だったんスけど、そこで一緒に撮影したモデルが、笠松センパイに会いたいって言ってるんスよ!!」

「なっ…」






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