飽き反芻

飽き反芻_オポチュニスト | ナノ
オポチュニスト



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「ミシア!今日のデザートはミルフィーユにするわぁ、ね。だから、ちょっとお話ししましょ」


(ミ、ミルフィーユ・・・・ダメよ!)
ごめんなさいお母様
でも、私
絶対に嫌なんです



「ミシア、いい加減にしろ」



お母様の声より低い
テノールの声
お父様・・・・・・

こればかりはお父様の言うことでも聞けません!
わがままな私を許して下さい



「ミシア、明日、ダイアゴン横丁に行こう、行きたがっていただろ?3年になればホグズミードにも行けるようになるんだぞ」


「(・・・・ダイアゴン横丁にホグズミード)でも、お父様この前ダメだって」



そうお父様はつい先日
私がダイアゴン横丁に行きたいといったとき
ダメだと言った

1日中、後ろをついてまわり
朝から晩まで言ったが
ダメだの一言だったのだ



「仕方ないだろう、制服や教科書などは用意できても杖は本人が行かなければ選べん。ホグズミードも友人が出来れば共に行きたくもなるだろう、それを許可しないなどという事もできんからなぁ」


「本当に?」



ちょっとだけ
扉を開けて聞くと
『あぁ』っといってお父様は
微笑んできたが
私は内心不安でいっぱい

決して、ホグズミードで釣られたわけじゃない!
いや、半分ぐらいはあるかも

でも、何時までも言い合っていても結局
行くことになるだろう

それなら、ホグズミードの許可もしてくれるらしいし
意地を張るより
いい条件の時にうなずいた方が
得だ





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