ごちゃ混ぜ:2101-2200(prev | next)

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2101-2110
ちゃんと感じているから
口数の少なさで測るな
“大人しい”は褒め言葉じゃない
ぎゅんぎゅん廻る頭、しんとした唇
一人っ子の所為
気付いて察して気遣って
文面の饒舌さ
音量調節が出来ない
内緒話は聴く側で
口が堅い(話す気がない)

2111-2120
喋らないんじゃなくて
口にする恐怖
また上手く言えない
滅茶苦茶な伝え方
(有難う)
どう言えば良いの
目と頷きで会話
生憎話し言葉の語彙は貧弱です
黙るだけなら誰だって
最初から無抵抗

2121-2130
届くかな、届いたかな
想いを凝縮し過ぎた結果
あっさり引き下がる
カッコつけて傷付いてない振りしてその実全然隠せてない
度を超えた圧縮率
削って削って削って
あれ、何を言おうとしたんだっけ?
溢れる想いは態度で示す
いちいち言わなきゃ駄目かしら
判って解って

2131-2140
書き言葉の冷静さ
裏腹な会話
話術を下さい
言葉巧みに人は言う
変な事口走ってない?
偏に気にし過ぎているからだ
次の言葉が来ない
わざわざ声を出す必要のない箱に居た過去
(大好きですよ)
嬉し恥ずか死

2141-2150
ずれた返答はお手の物
噛んじまった
照れると何も言えない
潜りたくなる
大声を張り上げるなんて
ああ言えば良かったのに
独り言なら構わない
もういいや黙ってよう
お前の口は飾りか
泣き声すら小さい

2151-2160
か細い声はくぐもる
滑舌の悪さと歯切れの悪さ
痛い死にたい倒れたい
報われないという報い
独りになったって構わないから
誓いの違い
喚き散らした情動
君の匂いを弱く染み込ませて
その柔らかな色の真ん中へ
沈殿した砂糖のように甘やかす

2161-2170
寂しい色が好き
君を夢に視た日
君は君の可愛さを知らない
手榴弾の花
どうして君が居て僕は居ないの?
哀しくなるから言わないで
爆破しちゃった
鈍感の暴発
明るく死を歌って
禁じ手は成らず者

2171-2180
そんな事より君に逢いたい
どうして僕は死なないの(それはね、私が殺したくないから)
期間限定死
体の入替お試しセット
この街は春を拒絶する
あの世に還りたい
そんな感情は抱かない
何を考えないでいるのか
非現実より逃亡
君の言葉なら理解しよう

2181-2190
その叫び毎海に投げ入れて燃やして仕舞いたい
この世の悪意を詰め込んだ味
あの瞬間、確かに安心など無かった
幸せに死(に)体
月なんて見えやしないよ
朱い月に看取られて
現を抜かしたその夢を
蒼い静けさ
死にたい死、二体
そのような存在は認識しておりませんが

2191-2200
僕の尊敬は死んだ
私には聴こえない感情
単純に、そう、単純に
ただの出来心と断ずる
短い詞(ことば)の羅列
永遠など所詮はエゴなのです
苛々するから死にましょう
苦痛か否か
触り心地の悪い心
意気地なしは死ね



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