小生カメラマン | ナノ

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『さぁ事件発生です!先程シュテルンメダイユ地区で現金輸送車が襲われ300万シュテルンドルが強奪されました!!』


インカムから流れる声にあわせてカメラを向ける。


いつも思うけどよく音まで綺麗に撮れるよねこのカメラ・・・あ、パトが1個ダメになりましたよー。



空中でヘルメットと黒いライダースーツに身を包みカメラを構える私。

私は高速移動のNEXTが使えるんです。
応用して浮くことも出来るのでとっても便利。

アニエスさんが私をアシスタント引き抜いてくれたのはきっとこの能力のおかげ。


『カメラ、もっと寄って』

アニエスさんの声、言うとおりにファイヤーエンブレムに着いて行く。

それに気付いたネイサンが投げキッスをしてくれた、えぇばっちり受け止めましたよ。カメラが。


ネイサン今日もかっこよいな〜

私も銃撃を近くの車で交わしつつファイヤーボールばっちりおさえる。


銃撃が止むとそこには堂々と牛角の文字を掲げたロックバイソンの姿があった、

車一台軽々と持ち上げて高らかに車を掲げる姿はとても勇ましい。



ひさしぶりに活躍している彼に小さくカメラ越しでエールを送る。

が、


「(・・・・ん?)」

「あ、おいこら!!」


ぽろぽろと持ち上げられた車から飛び降りていく犯人達を目の前に慌てる彼。

「・・・・・・・・・。」

『ロックバイソン!角が抜けないようだ!!』


今回も、彼の出番は以上のようだ。




『あぁ〜っ!タクシーが奪われた!!』

あー、追いかけなきゃ。





ドンッ!!



タクシーの衝撃が走る。

ドラゴンキッドの登場だ。

これで犯人二人確保、カメラを彼女に向けると微笑んでポーズを決めてくれる。

ついでに折紙サイクロンを見切れさせて映すと彼も満足気にスポンサーロゴを見せ付けてくれた。


この二人はカメラサービスを沢山してくれるからお姉さんホクホクです・・むふふ。



二人に手を振って踵を返すとインカムからアニエスさんの声。


『まだ終わってないわよはる!モノレールがジャックされたわ!』

「はいっ!」


人使い荒いんだから!

そんな事を心で叫んでハイスピードで現場へ向かった。










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