小生カメラマン | ナノ

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「(せめてどの辺か場所教えてくれたらなー・・・あ、いた)」

しばらく線路沿いに探し回っていると青いのが見えた。



「(・・・・・・・・虎徹さん)」


やっぱりそのスーツは私には破廉恥に見えます、


「ワイルドに吠えるぜぇえええ!!!」


そんな思いを知らずにワイルドタイガーはハンドレットパワーを開放。

ムキムキのポパイ状態の彼を遠めにカメラに収めた。




『はる!もっと寄って撮りなさい』

「だって危ないんですもんあの人!」

『あなたそれでもNEXTなの・・・?』

アニエスさん溜息吐かないで、チキンなだけなの。




なんだかんだしていたら飛行船に犯人が乗り移ってしまった。

タイガーがそれを追う・・・・・・そのうしろにスカイハーイ!


ちゃっかりカメラ目線をくれるキングオブヒーロー、やはり手馴れた物だ。



犯人確保はあっちのヘリのカメラに任せよう、そう気を抜いた瞬間だった。

「うおぁああああああ!!」

『・・・・・え?』


追尾ミサイル?


そう思った時にはすでに遅し、目の前に・・・


「っあぶねぇ!!」


飛び込んできたのは青。




ちゅどーん



なんともありきたりだがそんな爆発音が後方から聞こえた。


「ハァ・・・大丈夫か?」

「だ、ダイジョブデス・・・」



目の前にはさっきの破廉恥ポパイことタイガーさん。背中を押して助けてくれたようだ。



「助けてくれー!!!!」



遠くで犯人の声がする。

「お前はそこでジッとしてろ、ちょっと行ってくる」

言い残しワイルドタイガーは去って行く。


「・・・・・・・。」

それをボーッと見ていたらパトカーの音が耳に入った。


「あっ!仕事仕事っ!!」


またアニエスさんに怒られる!

私も慌ててタイガーの後を追った。









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