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「た、…高瀬!」






「ん…?」





俺が真剣な目で高瀬の名前を呼ぶと、俺の頬を撫でていた高瀬の手が止まった。







「お、俺分かったよ。……そ、その高瀬の気持ちが……」







「……………」




高瀬も俺に真剣な眼差しを向けてくる。
だけどやっぱり何処かギラギラして怖い。




……で、でもちゃんと言わないと、俺の気持ちを。









「…そ、そのびっくりしたけど、高瀬にそう思ってくれてると分かって、俺……嬉しい。」






「……………お前………っ」








「うん。なろう!」








「………じゃぁ……、OKってことか?」




不安と、そして何処か期待を含んだ高瀬の眼差しに、俺は笑う。








「うん、もちろんだよ。なろうよ!









親友に!」







うん。嬉しい。
まさか高瀬が俺と親友になりたいと思ってくれてたなんて。


高瀬はちょっと怖いけど、根はいい奴だ。


きっと俺以外のアドレスを消したのは、俺のアドレスを消してしまった懺悔に違いない。









「…………って、……あれ?高瀬?」






「………………」




高瀬を覗き見ると、今までに見たことないくらい眉間に皺を寄せて、俺を睨んでいた。








…あ、……あれぇ?



何で………?









ガンッ!







「ひゃ……っ」





すると高瀬は俺の椅子をおもいっきり蹴ってきた。








「………っ、……この、



鈍感野郎が!」






高瀬はそう言うと、また俺の椅子を強く蹴ってきた。





な、…何でだよ?!




俺間違ったこと言ってしまったのか?!







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