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一度身に着けた服を脱ぐ時間さえも勿体無いといわんばかりに、高瀬はそのまま俺の上に跨ってきた。
…それは俺も一緒だ。だがやはり、素肌で触れ合いたいというのが本音。
人の着ている服を脱がすという行為に慣れているわけがなく、もたつきながら必死に高瀬のシャツのボタンを外していく。全て外し終えるのに少し時間が掛かってしまったが、そんな俺を高瀬は焦らせる事なく、俺がしたいようにやらせてくれた。

脱がし終えた後、俺は高瀬の逞しい胸板に顔を埋め、匂いを吸い込んだ。


「ん…高瀬、早く…」

「…あぁ」

「俺に全部ちょうだい…っ」

「っ、分かってるから、煽るな」

眉間に皺を寄せて、額から一筋の汗を流す高瀬の頬を舐める。そして自分なりに精一杯のおねだりを見せれば、高瀬の眉が先程よりも寄り、鋭い視線に熱が篭ったのが分かった。


「…ん、」


腰を少し持ち上げられ、腰の下に柔らかいクッションが置かれた。腰に負担を掛けない様にとの高瀬の気遣いだ。


「っ、ぁ」

そしてそのまま両足首を掴まれ、左右に広げられる。はしたない事に、暫く放っておかれていたお尻の穴は、物欲しそうにヒクヒクと収縮を繰り返す。


「、あんまり、見るなよ…っ、恥ずかしい」


しかも高瀬の熱い視線がソコに注がれていることに、恥ずかしくて余計にヒクついてしまう。



「仁湖、」

「ゃ、っ…ん、ッ」


グッと一気に高瀬との距離が縮まる。


高瀬は掴んでいた手を足首から膝の裏へと移動させ、そのまま俺の腰が浮くほど力を入れた。そして俺の頬にチュッと軽く唇を落としたのが合図だったかのように、次の瞬間には高瀬の熱くて大きい肉棒が俺の中に進入してきた。


「っ、あぁァあッ?!」

「く、は…っ、」


あまりの熱さと圧迫感に一瞬目の前が真っ白になる。
気を失うかと思った…っ。



「ひァ、ぐっ…ん、ん、ンっ」


挿入されただけで射精してしまいそうだった。それほどまでにコンドームという遮りのないセックスは甘美で、それでいて強烈だ。


「っ、ぐ…っ」


それはどうやら俺だけではないらしい。嬉しい事に高瀬も俺と同じのようだ。まるでイくのを必死に我慢するように奥歯をギリギリっと噛み、低い声で呻っている。


「ぁ、うれしっ」

「仁湖、…だいじょう、ぶ…か?」

「痛く、ない…よっ、きもち…ッ、んっ」

「…俺もだ」


奥までずっぽり高瀬のものが入っているのが分かる。
その証拠にお尻にチリチリとした毛が当たっている。それがくすぐったくて、余計に俺を興奮させていた。






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