3(高瀬side)








だがもちろん傷付けないように細心の注意を払いながら丁寧に。仁湖の腸壁を指の腹で擦り、そして仁湖が怪我をしないように切りそろえ丸まった爪で優しく引っ掻く。


「っ、ん、んんンー…ッ」


気持ち良さそうに口を開け、涎を垂らしながら喘ぐ仁湖は一段とそそる。俺は口端から零れ落ちる涎さえも勿体無く思い、口を近付け、それを啜り舐め取りながら深いキスを仕掛けた。


「ァ、ン、ん…はぅ、」


ペニス、腸内、口内。
敏感である三箇所を同時に攻められ、仁湖は目を見開き感じてくれている。自分の愛撫でよがってもらえるのは本当に嬉しい事だ。
もっと仁湖の乱れる姿が見たくて、俺は腸内に挿し込んだ指を、一本から一気に三本に増やした。


「ひ、ぐ…?!ゃ、だ…た、かせ…っ」


元々限界が近かったのだろう。
そうすれば仁湖は目を強く閉じ、そして背を反らしながら自分の腹の上に白濁を吐き出した。


「ん、んっ、…ふ…ぇ、」

「好きなだけイけ」

「や、だ…ァ、俺だけ、なんて…」

「まだ慣らす必要がある」

「ひ、ァ?ん、ぁああァ?!」

「仁湖の感じている顔を見せてくれ」

「あ、…ゃ、ああァ、ン」

「仁湖の感じている声を聞かせてくれ」


もっと、もっとだ。
ペニスへの刺激を後回しにしながら、腸内を拡張する事に気を回した。あくまでも、仁湖の可愛い“此処”で感じて貰いたいから。


「あ、ア、あっぅ」

「仁湖は此処が大好きだよな」

「っ、ン…ゃ、め…も…っ、そこばっか…ン、ぁあっ」


前立腺という場所を擦り、引っ掻く。
すっかり此処だけで感じてくれるようになった仁湖は、涙をポロポロと零しながら艶っぽい声で喘いでくれた。
先程射精したばかりだというのに、仁湖のペニスはもう先走り液でドロドロに濡れていて、勃起している。


それが嬉しくて堪らない。



「はァん、ンぁ、あ」


俺の愛撫で乱れ、喘いでいる。
もっと乱れさせるために、仁湖の精液の滑りを借りて少し乱暴に三本の指を抜き挿しした。そうすれば腸液と混ざり合い、ずちゅ、ぬちゅ…と卑猥な音が聞こえ始める。


「ゃ、ぁ…音、や、っぁあ」

「仁湖の此処から聞こえるんだぜ?」

「嫌、そん、…な、事、言わないで…、」

「………、」


…仁湖は本当にバカ可愛い。
そんな事を言われたら余計に苛めたくなるだろ…?


このまま仁湖にもっと気持ち良くなってもらうのもいいが、限界だ。


早く、仁湖と繋がりたい。





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