仁湖も俺との将来の事を真剣に考えていると知って、あまりの嬉しさにもう我慢など出来るわけがなかった。仁湖の甘く温かい口内を味わった後、俺は理性など捨てて本能のまま仁湖の小さい身体を押し倒した。
加減が出来ずに勢い良く押し倒してしまったため、仁湖は背中の痛みに小さく悲鳴を漏らす。それに申し訳ないと思いつつも、これ以上お預け出来る余裕もなく、俺はすぐさま仁湖の身体を優しく抱え上げ、寝室へと移動した。
「た、かせっ」
「大丈夫だ。仁湖は何もしなくていい」
「…え、…で、でも、わっ、ちょ…、」
「だからもっと仁湖に触れさせてくれ」
今度は仁湖が痛い思いをしないように、ゆっくりとベッドの上に降ろす。これからの行為に照れているのか、仁湖は一際顔を赤く染めて、手足をバタつかせている。未だに見せてくれる仁湖の初心で可愛い反応にとても癒される反面、早く思う存分仁湖に触れたくてもどかしくも思える。
「仁湖」
「…高瀬、」
「ジッとして」
「……っ、」
「そうだ。そのまま俺の手の動きに集中しててくれ」
とても大事で大切な仁湖。心の底から愛している。
その思いが少しでも仁湖に伝わればいいと思いながら、仁湖の柔らかい頬に触れた。
そうすれば仁湖は身体をビクッと震わせ、そして見てみればギュッと目を瞑っていた。その仁湖の一挙一道さえも愛しい。
俺は仁湖が目を瞑っていることをいいことに、もっと際どい部分へと手を伸ばした。
「…っ、ァ…?!」
穿いているズボンと下着を強引に脱がし、そしてもちろんシャツも脱がす。隠すものがなくなり仁湖は余計に恥ずかしくなったのか、手元にあったシーツで身体を隠そうとしたのだが、
「駄目だ。全部見せろ。」
そんなことを俺が許すわけがない。
邪魔なシーツや布団をベッドの下に落として、仁湖が抵抗出来ないように上に跨った。
「た、かせ…、恥ずかし、」
両腕をベッドに押さえつけ、仁湖の生まれたままの姿をジッと見下ろす。
「…綺麗だ」
「う、嘘ッ。そ、そんなわけ、ない…」
「嘘なんか言うか。本当に綺麗でそそられる」
いつ見たって俺の目を奪って止まない。
俺のベッドは黒色をモチーフにしているため、仁湖の白い肌がより一層映える。俺はゴクリと喉を鳴らし、仁湖の桃色の乳頭へと手を伸ばし、そして舐めた。
「ヤ、っ…?!」
片方は指の腹で優しく捏ね、そしてもう片方は少し痛みも感じさせるように舌と歯の間に挟んでやった。
292/300