蛇に睨まれた蛙の気持ちが今なら分かる








「…………」






「…………」









ほ、…本当に何これ?




何で高瀬と机引っ付けてるの?






しかも高瀬は相変わらず俺をガン見しているし…。




こんな至近距離で、俺を見るな。
殺す気か?…まさか俺を目線で殺すつもりなのか?








「…………っ…」







俺は高瀬の視線に気付かないふりをして、とりあえず教師が黒板に書いている数式を解いていく。










……えっと、ここがyだから……、








んっと…、







んーーっと、










よっし。こうか。



これで合っているはず。












「………違う。」









「………え?」








い、いきなり何?




何が違うんだ?










「…答が違う。」








「…え、…まじで?」








あ、やべっ。



おもわず高瀬に向かって、「まじで?」とか使ってしまった。




お、怒られる?










しかし高瀬は特に気にしていないみたいで、俺の「まじで?」に「あぁ…」と答える。





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