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日々樹渉かっこよくね?

氷鷹くんから変態仮面だという前情報をもらっていたため警戒していたが、いやまさか。まさか、そんな。


「え……?」


まさか自分が見惚れてしまうなんて。


「氷鷹くん嘘つきじゃん」
「は?何故嘘つきになる」
「変態仮面とか…もっと気持ち悪いのかと思ったじゃん…」
「いや、あいつは変態仮面だろう…?」


確かに言動は変わっているかもしれないし、登場の仕方も一般人の私には理解できないかもしれない。けれど気持ち悪いなんて言葉、程遠いじゃないか。
なびく髪は光を吸収してきらきらと輝いている。通る声は大きく美しく耳に残る。すらっとした体躯は絶対的なアイドルとしての存在感を放っていて。


「ま、まさかお前…」
「日々樹先輩、かっこ良すぎて直視できない」


近くにいたあんずちゃんとtrickstarの面々に引かれてしまったことに気がつくまであと数秒。





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