きこえてる?僕の声。 『総介と子供作ったら、快彦みたいな可愛い子が生まれるのかな?』 私の問いかけに、総介はキョトリとした後呆れたように言った。 『可愛いか?アレ、』 『可愛いじゃない。目なんかくりくりしてさー』 総介、切れ目だし。 (かっこいいけど) 本当に快彦のお兄ちゃんなのかと疑いたくなる程に目つき悪い。 (かっこいい、けど) 『名前さん名前さんって、笑顔で来られると嬉しくなっちゃう』 『…』 私兄弟居ないから。 そう笑えば、ふてくされたようにあ、そ…と言った総介が、私を引き寄せた。 『わ、何…』 『なんか…』 『うん?』 『ムカつく』 子供みたいに呟いて、大人みたいなキスをされた。 唇に触れる総介はすごく優しくて、私が薄く口を開いたら熱い舌でなぞって。 『あんま挑発すんな』 『ちがう、お誘いしてるの』 いつもすましてる癖に、今日は意外と余裕が無い。 快彦君にそんなにヤキモチ妬いたの? 『…かわいい、総介』 『は?』 『かわいい』 『嬉しくねーよ』 『余裕無い総介可愛い』 『っ、』 快彦と同じように言えば良いとか思ってんのかと、顔に書いていたから素直に言ってあげたら、総介ははぁーと長いため息を吐いて。 『決めた』 『ん?』 『今からする』 『何を?』 『子づくり』 『え?あ、』 そのままベッドに押し倒された。 上にはニヤリと笑う総介。 『せっくすしたいならそう言えば?』 『お前が煽ったんだよ』 『ちがうわ、お誘いしたの』 『…』 頬に手を伸ばせば、ゆっくりと近付いてきた総介の唇が触れる。 『なんか今日は強気だな』 『そう?総介が余裕無いからかな?』 『お前な…』 『好き』 『…何だよいきなり』 『普段言えないこと言ってみた』 『…』 恥ずかしいのも有るけれど、いつもは身を任せてるから言葉で伝える事は殆ど無い。 照れてる総介を見てたら私まで少し恥ずかしくなってきた。 でもなんだか、その感情まで愛しく感じてしまうのは…、 『そんなもん…』 『ん?』 『言葉にしなくても聞こえてる』 『…そうすけ…、』 耳まで真っ赤にして抱きしめてきた彼を私も抱きしめ返す。 ああ、愛しい。 end すげぇ不調です(^-^)← 文が浮かばねーです。ちくしょーい!涙! ストライカーズやってたら木戸川熱が…戻って、キター(・∀・)ー((古 prev / next
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