L'Ultima Cana



『お、俺…名前ちゃんの事が、大好き!!』


食堂で、叫んだ。
みんなが見てるのに、恥ずかしいのに。
でも名前ちゃんの事が本当に好きだから頑張って伝えた。


名前ちゃんは嬉しそうに、照れたみたいに。
僕に微笑みかけた。





L'Ultima Cana
>>cheese & bread






(本当に好きだった。)


『ごめんね、こんなモノしか無くて…』
『ぜ、全然!気にしないで!!』

初めての彼女の家。
突然だったから、と名前ちゃんは申し訳無さそうにパンとチーズをテーブルに置いた。
パンとチーズって、何か外国っぽいなオシャレだなぁ何て。
一口かじる。うん、ウマい。


『ね、松風君…』
『何?』
『私のこと、好き?』
『えっ!』

危うくパンが喉に詰まるところだった。
儚げな瞳で俺を見上げる名前ちゃん。
可愛いな…。


『モチロン!好きだよ!!』
『ほんと?…神に誓って?』
『神様にも仏様にも誓う!!』

ちゅ、触れるだけのキス。
もしかして、もしかして。
今日は進展しちゃったりなんかするんじゃないだろうか!
なーんて、
少なからず期待してたけど、そのまま時間は過ぎていって。
空も黒く染まり、俺は仕方なく帰ることに。

『…はぁ、』
『松風君…?』
『あ…ごめん、離れたくないなって』
『…うん、ありがとう…私も。』


ふわり、と笑う名前ちゃん。
あぁ、本当にこの子が愛しい。





(試されていると知らずに)
(今日も俺は君に愛を囁く)





end




‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐

昔バスケの黄瀬夢で連載考えていたやつのリメイク。
愛してるって言う彼の言葉が本当かどうかを試す話だった。
なんだっけ、最後の審判?の方法で。
最後は心臓と綿を天秤にかけて心臓が軽かったら無罪(言っていることは本当)となる予定だった。心臓の方が軽い事は有り得ないんだがな。そして心臓を天秤にかける時点で死んでるんですよね(つまりバッドエンド)

変な内容ですみません。
確かなんかのマンガの影響だったと思います(´・ω・`)

てか何故松風にしたし(^ω^)←
大人でも良かったな…。


犬猫

prev / next

[ back to top ]







「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -