あとがき

ここまで呼んでくださりありがとうございました。以下、後書き+解説です。
あっさりとした話で済ませたかったので、内容自体はとても短いものになっちゃいました。かなり原作の内容をすっ飛ばしたところもありますし。
あえてテーマを語るなら『家族』となるのは確実でしょうね。その中でも思春期の娘を描きました。

主人公はクセルクセス人。つまり金髪金眼の少女を想像してください。それ以外は自由です。外見年齢は10↑20↓。私は完全な幼女を想像しながら書きました。だって幼女主欲しかったんだもん。
デフォ名の由来はパラケルスス、つまりテオフラストゥス・フォン・ホーエンハイムから。テオってのはテオドールという男性の名前のニックネームですが気にしない←
幼い言動を強調したり、かと思えば冷めた思考を強調させたり。不老不死ということで曖昧な人格にしました。


フラスコの中の小人をとにかく嫌うヒロイン。その嫌悪の正体は嫉妬心によるものもありましたが、「捨てられた」という思いもある、ってのを考えてます。
ヒロインにとってパパは“二人”。ホーエンハイムとフラスコの中の小人です。主人公に接触的愛情を注いだのがホーエンハイムとすれば、知的愛情を注いだのはホムンクルスというわけです。純粋に父を愛する娘と、反抗期の娘。相反する二つの側面が、それぞれ別の対象に、対象から向けられ向けていたというわけで。けれどもどちらの父親をも愛していた。のに、ホムンクルスからの地獄の業のような“プレゼント”。こんなものは愛情ではなく裏切りだ、と主人公は受け取ったのです。
ホムンクルスはよく笑っていましたから、エンヴィーの笑い顔を見ると彼の笑みを思い出さずにはいられず……というわけでエンヴィーに特別苦手意識を持っていたということで。

トリシャが“化物”であるという認識からホーエンハイムを救ったとすれば、ヒロインは“紛い物の石(偽物の娘、家族)”であるという認識から救ったわけです。最終的に親友兼母親という立ち位置ですから。トリシャやべぇ聖女か。

ヒロインにはファザコンが入ってますから、好みのタイプは金髪の人ということにしました。本当は+金眼もつけたかったけど、クセルクセス人じゃなきゃ無理か、というわけでヒロイン諦めた。金髪だけならアメストリス人結構当てはまるし。タイプな人見つけるのも無理じゃないよ☆
決戦後、パパがいなくなった後自立していくための場所として選んだのがアームストロング少将です。正直金髪なら誰でもよかったんですけどあれです私が女王様好きなんです。
一応戦える系ヒロイン。だから北でも十分やっていけます。ただ心理描写を多く、かつ強調させたかったので極力戦闘描写は全体的に避けました。

(主に私への供給が足りないので )書く!と意気込んで一息で流れを書いてみた感じです。3日で出来ました。おかげでちょっとぐだぐだ。けど錬金術と違い、心理の答えはただ一つではない、ってな感じのを。真理と心理をかけてみまし((ry
ただ文句があるのは登場キャラの偏りですね。まあそんな長いものでもないし…ってのが正直なところ。あくまで皆主役!皆一生懸命!っていう原作のあの感じ大好きです。ただそれを再現する気力も文才もなかった。


とにかく!最後になりましたがこんなところまで目を通して頂き、ありがとうございました!

mae ato
mokuji

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