星の瞬き | ナノ

  拝啓 お兄様お姉さま


拝啓 長門兄さん、小南姉さん。お元気ですか?ナルセです。

最近監視が厳しくなってしまったので、中々会いに行くことができなくて寂しいです。


この前イタチと鮫に会いました。とりあえずメンバーの非常識っぷりは一度教育し直すべきだと思います。

イタチに薬を預けておきましたが、ちゃんと飲んでいますか?体調はどうですか?

あんまり心配かけさせないでください。二人のしようとしている事を叶えてもらうことが、オレの夢の一つです。夢を叶える前に体調を崩して天国へ、なんてオレは許しませんからね。


そういえば、オレにもう一人弟ができました。もう聞いているかもしれませんがイタチの実の弟で、サスケといいます。

サスケはオレの幼馴染で、両親をすでに亡くしているのでうちで養うことになりました。

イタチと違い生意気なやつだけど、とっても優しいいい子です。同じ班員でもあるので、毎日仲良く過ごしています。


オレも沢山の人達と出会いました。さっきのサスケや同班のサクラとカカシ先生。この三人と一緒にいることが多いです。

この班での初めての里外の任務では無音殺人術の達人、桃地再不斬と白という男の子と出会い、二人とは今同じ家に住んでいます。結構家庭的なので少し驚きです。

中忍試験では多くの出会いがありました。

砂の三姉弟との初対面はギスギスしたものですが、今ではとても仲が良いですし。同じルーキーや一つ上の先輩達とも色んなことがありました。この色んなってのは会ってからのお楽しみにとっておきます。


出会いといえば、つい最近また一人友人が増えました。友人、っていうより昔の知り合いで同僚で。どっちかというと再会の方が正しいかもしれません。

正直やつのことはイラつくし、見ているだけで腹が立ちます。

でも本当のところを言うと、嬉しかったです。

どうしてもオレは世界に一人だけ取り残されているように思えて仕方なくて。やつはオレと同じだから、また会えて嬉しかった。不覚だけど、ちょっとだけ心の中が晴れました。


いつか二人にも皆を会わせてあげたいです。皆暁のメンバーに負けないくらい個性的だけど、いいやつらばかりです。


本当は二人にあってじっくりと話したかった。長門兄さんと小南姉さんと過ごす時間はとても楽しいから、気軽に訪ねられないことが残念です。


かりんとうを同封しておきました。一緒に食べようと思ったけれど、そうもいかないので仲良く食べてください。

いつかまた会いに行くので、その時は美味しいお菓子をご馳走してくれることを楽しみにしておきます。お元気で。
敬具

うずまきナルセ


近状報告です
(長門、ナルセから手紙よ)
(…元気そうだな)


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