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「アッハハハハハ!アリアちゃんも、良い友達を見つけたなぁ」

とある研究所の隅にある小さな部屋で、男が笑う。
歳は、20、21くらいだろうか。
ボサボサで少し長めの髪に、白衣を着ている。
男の前に写し出されたモニターに写っているのは、レディレイクの地図。
その中には、赤い点滅している印があった。
そして、スピーカーから聞こえてくるのは少女の声。
その光景は、間違いなくこの時代には合わないものだった。

「ああ、面白いなぁ。これからどんなものを見せてくれるんだろう。俺はアリアちゃんLOVEで、アリアちゃん一筋だけどさ、こっちの導師も気になるなぁ」

男が視線を移すと、そこにはレディレイクの外側を移動する青い印。
男はそれを見て、無邪気に笑った。

「良いなぁ、彼は。流石は導師様だ。思った通りのアクションを起こしてくれるよ」

近くに置いてあるコーヒーを飲みながら、男は移動する青い印を目で追う。

「ああ、久しぶりに帰りたくなってきたなぁ……我が懐かしの故郷にさ。ま、それが出来ないからここにいるんだけど」

男が椅子から立ち上がる。
床には、研究の資料や、実験結果などをまとめた紙が散乱していた。
男は気にせず、それを踏む。

「おいレグルス、いつまで遊んでいる。次の実験だぞ」
「わかってるよ、今行く。……あーあー、嫌だなぁ、上の連中は。実験実験って、実験の楽しみを何も理解しちゃいない」

男は文句を言いながら、扉の方に向かって歩く。


「じゃあね、アリアちゃん」

男が扉を閉めると、部屋は再び闇に包まれた。




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