僕の理解者(2/2)



「ジェームズー?あり?寝てんの?」

「ん…八重?」

「そうだよ起きてよ。見舞いにきてあげたんだ喜べ」

「お見舞い…僕のお見舞いに来てくれたのかい?」

「ジェームズ以外の誰の見舞いにここにくるんだっつーの」

「嘘……」

「嘘なら私はなんなんだ。幽霊か?」

「みんなLINE返してくれなかったから、僕のこと心配してくれてないんだと思ってた」

「ああ。私が返事しなくていいって言ったの」

「?!なんで!」

「あんたLINE送ると必ず返してくるじゃん。風邪引いてる時くらい大人しくしてればいいんだよ」

「……」

「明日なんか持ってくものある?とか寂しくなったから送ってきたんでしょ」

「ギクッ」

「リリーもシリウスもリーマスも、みんな心配してたよ。あのジェームズが風邪引くなんて!って」

「うん。僕もそれは思った。それより、お見舞いは八重だけなんだね…」

「ジェームズは滅多に風邪引かないけど、引くと風邪の症状が一気に出るから他の人に移ったら悪いと思って私だけ来た」

「じゃあシリウスたちは来てくれようとしてたんだね!」

「一応ね。三人はピーターのところ行ってる」

「八重…ありがとう大好き」

「はいはい。食欲はある?なんか作るけど」

「うーん八重が食べたいかな」

「一回高熱で三途の川でも見てこいよ」



 | ≫





Top



人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -