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主とのセックスは大体が触られていじられて挿れられて。フェラをしっかりしたことなんてない。


(無理やり口に突っ込まれたりはあるけど…)




白く細い指をザンザスの張り詰めたソレへ絡め、ゆるく上下にこすった。


「い…痛くねぇかぁ??」


「あぁ。」


ザンザスはスクアーロの初な手付きにキュンとした。
16歳の頃には既に女性経験は豊富で、年上の女などを相手にしてきたザンザスにとってスクアーロは全てが真新しく、その反応ひとつひとつがいつまで経っても飽きない。
この何も知らない女を自分好みに育てる感覚がたまらなく感じる。



手の中で硬さを増した猛りの先端から雫がプクリと浮かび零れそうになったので、慌てて唇を寄せた。


「…ぅっ……んっ」


チョークのような、紙のような、少し青臭い何とも言えないにおいに眉根をしかめながら舌を根元まで這わせた。



「んっ……ザンザス……すっげえ硬い」


「っ…」


くちゅくちゅと水音を立てて先端を舐るとザンザスも気持ちよさそうに呻く。



時折血管がピクピクと波打つのが楽しくなり、夢中で舐めていた。大きな手がスクアーロの喉元を撫で頭に置かれた、太い指が優しく髪を梳いて零れた淡い銀糸は肩に零れた。




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