台本 | ナノ
4A ゴール


 
台詞数
├レオン…8
├ルナ…7
├ケント…6
└エリク…8



1aエリク「レイラ様!彼らが無事城に到着しました!…で、あの…、最初はレオン様が優勝かと思ったのですが、ゴールの直前で躓きまして、お三方ほぼ同着という結果に…」


1bエリク「…あ、では…優勝はレオン様とルナ様とケント様ということで…は、はい。大至急準備するよう伝えておきます。では失礼します」


(ドア閉・足音)


2レオン「くっそー、最後の最後で強運に逃げられたかぁ」


3ルナ「あはは、あれもある意味当たりみたいなもんだって」


4ケント「ゴール出来ただけいいじゃないか」


(足音)


5エリク「お待たせしてしまってすみません。やはり、優勝は皆様ということになりました」


6ルナ「よかったぁ。みんな頑張ってきたもんね」


7レオン「俺の強運が…」


8ケント「そう落ち込むなよ。優勝したんだからさ」


9エリク「では賞品をプレゼント致しますので、この馬車にお乗り下さい」


10レオン「そうだ!勝ち負けばかりに気を取られてたけど、俺の目的はそれだったぜ!」


11ケント「どんなものなんだろうな」


12ルナ「ふふ、楽しみだね」


(音)


13エリク「到着しました。この塔の中です」


14ルナ「ここって、城の真向かいの…」


15ケント「薄気味悪くて近寄ったことなかったけど、確か硝煙の塔って呼ばれてる塔だな」


16ルナ「夜だと余計気味が悪いね…」


17レオン「本当にこの中にあんのか?」
≪やや疑いながら≫


18エリク「安心してください。私が責任を持ってご案内しますので。さぁどうぞ」


(扉が開く・足音)


19エリク「この階段を上ればすぐですので」


20ルナ「ゴールした後に階段って…」


21ケント「はは…また疲れそうだな…」
≪苦笑しつつ≫


22レオン「さすがに脚から悲鳴が聞こえるが…これも豪華賞品のためだ」


(足音)


23エリク「さぁ、どうぞお入り下さい」


(扉が開く)


24レオン「よっしゃあ!!」


25ケント「やっとだな」


26ルナ「疲れたぁ」


27レオン「豪華賞…品……おい、なんもねぇじゃんか」
≪“豪華賞品”は、最初は威勢よく、後半は呟くように≫


28エリク「もうすぐですよ」


29レオン「もうすぐって、一体何が……ん?」


(音)


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