■班誌プロット。
(2011/05/16 10:08)
電池切れた場合の保険。
班誌を買ってくれる人にはネタバレになるんで注意！
表紙
1
「おはよう、巫緒ちゃん。今日は彼女と回るのかい？」
「ちゃん付けやめろ。まあ、一応そのつもりだよ。……陽は独り身だもんね。」
「そうなんだよねー。寂しい限りだよ。……死ね。」
「あはは、死ぬのはちょっとなー」
「はよーす」
「っと……巫緒、陽、お前ら地味に黒いオーラ出てないか？」
「「気のせいだよユウコちゃん。」」
「うわ怖ッ。つかユウコじゃない！結子だユ、イ、ネ！！」
「さて、そろそろ行こうかな。」
「スルーか！ってかなに、彼女んとこ？ならさっき購買のとこで見たけど。」
「購買？教室じゃなくて？」
「え、うん。」
「ってことは、あの子またいろんな所うろついてるんじゃないかな？」
「……メールしてから行くことにするよ……。」
3
返信。
「なんだって？」
「一回教室に来るって。シフトの関係もあるから打ち合わせ？しに。」
「そう。仲良くて良いね。」
「くそう……リア充死ね……！」
「断っておく。」
「つーかむしろお前が死ねば。」
「狽ﾈんでだよ？！」
「「うるさいから？」」
「 酷 す ぎ る 。 」
「巫緒せんぱい！」
「おはようございます巫緒センパイ。」
「おはよう、契ちゃん、癒樹ちゃん。」
5
「……今日も会っちゃったね。」
「ああ、陽センパイ。本当です、まさか付け回してますか？」
「そんなわけないよー、自意識過剰なんじゃない？」
「あなたほどじゃないですよ。」
何故か仲の悪い二人。
「慧ちゃんと癒樹ちゃんのクラスは何やるんだっけ、２のＢだよね？」
そしてこっちは仲が良い。
「私たちのクラスですか？」
「うん。」
「えっと、けもみみきっさ？です！」
「……。」
7
「私を見ないでください。」
「契ちゃんはあってますよ、けもみみ喫茶。」
「……なんで？」
「さぁ……満場一致で理由は可愛いし楽しそうだから（あと楽だから）、でしたけど。」
「ヘェ……；」
「というわけで、これシフト表です。」
「あぁ、ありがとう。君らが働いてるときに行くよ……って言っても、一番最初なんだ？」
「はい。巫緒センパイと打ち合わせをした結果です。」
「その方が一緒に回れるからねー。」
「あ、じゃあこれ俺らのシフト表。」
「わぁ、ありがとうございます！」
「……ちゃんと契ちゃんと私が終わった直後ですね。」
「そんな確認しなくても……＾＾；」
9
「それでは、準備があるのでこれで。」
「またあとで、一緒に回りましょうね！」
「うん、またねー。」
「さて。」
「とりあえず巫緒死ね。」
「だから断るって。」
「そういや俺らのクラスってなにやんの？」
「おま……ッ？！」
「あ。ボクも知らないや。」
「お前ら……！！」
「「だって女の子たちが、手伝わなくて良いって言ってくれてたから。」」
「お前等あぁああ！！」
11
「、せんぱいからメール……」
「なんだって？」
あとマナーモードにはしとこうね契ちゃん
うん
「あ、せんぱいたちはお化け屋敷やるんだってー。」
「へえ……(パンフに書いてあったから知ってるけど)。じゃあ、終わってから一緒に行こうね。」
「うん！」
「あれ？」
「？」
「！ゆきちゃんセンパイ！」
「……鷺坂くん。」
「待ってて良かった！シフト、一番最初なんですよね？さっきそこにいた人から聞いたんですけど。」
「あぁ、うん……それがどうかしたの？」
13
「僕、シフト三番目なんです。来てくれますか？」
「三番目……１１時から？」
「はい！」
「まぁ、行っても良いけど……。」
「絢くんのクラスは、なにやるの？」
「えぇっと、展示です。歴史の……、」
「へー、歴史……。」
（興味無さそうね……。）
ふぅ、
「契ちゃんと海渡センパイが合流したら、私は別行動、ってことで良いかな。」
「？どうして？」
「一応、契ちゃんとセンパイは恋人だし（認めたくないけど）。２人きりで楽しんできなよ。」
「（ぱぁあっ）ありがとう癒樹ちゃん！」
「センパイ！僕とゆきちゃんセンパイも恋人ですよ！？」
「…そうだったかしら。」
「酷い！なんでそう――『ピンポンパンポーン
一般公開１０分前です。学園内で準備をしている人は、速やかに行動してください。』
「ほら、もう一般公開始まるよ、教室に戻って準備しないの？」
「うぐぐ……」
「あとでゆきちゃんセンパイのけもみみ、見に来ますからね！」ダッ
「期待しないで待ってるわ。」ひらひら
「待ってるねー、来てねー。」ぶんぶん
15
カチッ（時計
『只今より、第〇〇回、冬桜学園、学園祭を開催します。みなさん、'ゆっくりしていってね！'』
「いらっしゃいませ！」
「いらっしゃいませー。」
「地味に似合うね２人とも。」
「確かに。ただ、癒樹ちゃんの接客用笑顔、完璧だねー、流石。」＾＾
「いつもこんな顔していられる陽センパイの方が流石、ですよ？」＾言＾
（あいかわらずか）
「仲良いですよね、癒樹ちゃんと陽せんぱい！」うれしいです！
「あぁ、うん、ソウダネー……」（皮肉ならまだしも本気で言ってるからタチが悪い。）＾＾；
「うわぁ！」
「？！」ビクッ
「？」きょと
17
「ゆきちゃんセンパイ可愛いですーッ」どーんっ
「っ、……鷺坂くん……。」
「あぁ、彼氏クン。こんにちは。」
「こんにちわです葉月センパイに海渡センパイ！」
「こんにちは。とりあえず、座らないかい？」
「あそこの席空いてますよ巫緒センパイ。」
「そういえば、結子せんぱいは？」
「あいつは遅れてくるってさ。そろそろ「遅れてすまーんっ！しかし何だここ！パラダイスか！」……ほら来たよ。」
「……先輩、他のお客さんが引いちゃってます、黙ってください。」
「ごめんなさい。」
19
「えっとえっと、ご注文はなににしまひゅっ……しますか？」（噛む
「………………。」
陽笑いこらえる
巫緒苦笑い
結子悶える
癒樹契の頭撫でる
契あうあう俯く
〜お化け屋敷〜
「お、契ちゃんに癒樹ちゃん！」
「あ、結子せんぱい！」
「受け付けなんですね。」
「まあねー。あいつ等ならもう出てると思うよー。」
「有難う御座います。」
「いってきます！」
「いってらっしゃーい」
21
「真っ暗だー……。」
「そうね……。」
「お化けの人は怖くないのかな？」
「お化けは……平気な人を選んでるんじゃないかしら」
「そっかー」
踏みっ
ケタケタケタケタケタケタ
「わっ」
「！」
「……笑い袋……。」
「すごい音したね……。」
「わーっ」
「ふわっ！」
「！！」
「……びっくりした？」
「しました……。」
「良かったですね、仕事がちゃんとできて。」
「癒樹ちゃんも驚いたクセにー」
「死んでください」
「ちょ」
23
バサッ(癒樹に布が被さる
「！」
「ゆきちゃん？……っ！？せっ、せんぱい、癒樹ちゃんがお化けに……！」
「なってないわ、安心して。」バサッ
「あ、ホントだ……」
「ったく。」
「お化けが客と談笑してちゃダメだろ、仕事しろよ。」
「陽か。」
「違う。俺はお化けＣだ。だから口調も荒いし顔も無表情だ。間違えるとか馬鹿だろお前馬鹿。」
「いや顔見れねーし。つかお前陽だろ絶対陽だろ。」
「巫緒せんぱい、陽せんぱいは、馬鹿なんて言いませんよ？」
「……あぁ、うん……」がっくり
「ほらなー。」ハッ
「……。」なでなで
「？」
25
「陽せんぱいは居なかったねー……」
「……そうね。」
「え？居なかったん？お化けし…「契ちゃんの夢を壊さないで。」すいません。」
「？」
「……確かに癒しだよなぁ。」
「あ！癒樹ちゃん先輩！」
「あ、絢くんだー。」
「……調度良いところに。折角だしもう一度入ろっか。」
「なんで？」
「陽センパイ探してみましょう？どうせ時間も潰さなきゃだし。」
「そっか！そうだね！」
「え……入るってここですか……？」
「そうよ。」
「っ、」
27
「いやっ、僕は遠慮します！外で待ってます！」
「そう言わず。」
「いや、」
「絢くん、楽しかったよ？」
「でも」
「……男が廃るわよ。」
「うぐ……っ！」
「い、行きま、す……。」
（よし。）
「一緒に行こうねっ」
「はい……。」
がらら、パタン「いてらー」
ひぎゃぁあああああ（びくっ）
29
「……絢くんの反応は良すぎたね。」
「確かにｗｗ良い宣伝になったよｗｗ」
（結局あの後三回入った。）
「笑わないでください！お化けとか駄目なんですよ！」
「あ……ごめんね絢くん、無理矢理……。」
ギロリ
「っき、気にしないでください！楽しかったよ！」
「ほんと？」
「はい！
「良かったぁ……」
「暑ィ……」ガラッ
「お、陽。乙ー」
「あ、陽せんぱい！」
「どこにいたんですか？！」
「あー……、ヒ・ミ・ツ」
（ぞわっ）「そうですかぁ……」
31
「じゃぁ、巫緒先輩と契ちゃん先輩も合流しましたし！」
「？」
「約束ですよ癒樹ちゃん先輩！」
（覚えてたのね……）
「……わかったから。……じゃあ巫緒センパイ、契ちゃんになにかあったら……」わかってますよね
「わかった、わかったって。彼氏クン、連れてっていいよ。」
「はい！」
「いってらっしゃい、癒樹ちゃん！」
「……うん。」
「んじゃ、お邪魔虫も消えるとしようか。」
「まぁ、二人きりのほうが楽しいだろうしね。（他人のいちゃこら見てても気分が盛り下がるだけだし。）」
「そうしてくれ。」
「ありがとうございます。」
「行くぞ陽！」
「離して。暑い。」バシッ
「痛ェ！」
「……さて、」
「？」
33
「今日は楽しもうか、お姫様。」
「！……はい！」
後書き
35
■
(2011/05/15 10:37)
臆病飯と一服なう！
