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レオナ・キングスカラー(2)※

ホリデーが始まり、ほとんどの生徒が実家へと帰っていった。私は身支度を済ませ約束通りレオナの部屋へと向かおうとしたのだが、オンボロ寮の外へ出ると意外なことに彼が気怠そうに待ってくれていた。

「迎えにきてくれたの?」
「お前あの鏡苦手だろ。それにうちの寮のやつで実家に帰らないやつが何人かいるみてえだったからな。絡まれたらめんどくせえ」
「心配してくれたのね。ありがとう」
「あいつは?」
「グリムならゴーストたちと適当に遊んでるって」

レオナは見た目のわりに紳士的な部分がある。王族の出身らしいし、そういう教育を受けてきたのだろうか。さりげなく荷物を持ってくれるし、腕を絡められるようにすっと隙間を開けてくれるところなんて本当に紳士的だ。

サバナクローのレオナの部屋につくと、彼は早速衣服を脱ぎ去った。下着一枚でどっかりとベッドに腰掛けている姿には王の気風が漂っている気がする。

「お前も楽な格好しろよ」
「うん。着替えたらまとめて洗濯してくるよ」
「んなもんあとでいい」
「何か急ぎの用事?」
「はあ……わかってんだろ」

レオナは心底怠そうにそう言って手招きをする。
招かれるままベッドに腰かけるとテキパキと私の服を脱がし、そのままゆっくりと押し倒す。

「もうするの?まだお昼なのに」
「時間なんか関係ねえだろ」

後ろから抱きしめられ、そのまま耳やうなじを舐められる。レオナの手は私の胸と太ももの辺りを行ったりきたりしながら、たまに敏感な部分を掠めるように触れる。少しザラついた舌が背中をべろりと舐めあげる度に声が漏れてしまうのだが、彼はそれが楽しいらしく、私が声を漏らす度にクツクツと笑いをこぼす。

「んっ、私…美味しくないよ」
「グルーミングだ。生憎俺は雄のライオンなんでね」

レオナは体をずらしながら私の体の色んなところを舐めあげる。その間も手を休めることはなく、胸の先や下半身を丁寧に解してくれていた。

「レオナの……苦しそう」
「口で一度抜いてくれ」
「ん、いいよ」

レオナの十分すぎる愛撫に私の体は受け入れ準備万端といったところだが、絶倫の彼は一度や二度射精したくらいでは収まらないだろう。ベッドから降り、ふちに腰掛けているレオナの足の間に体を入れ勃ち上がっている立派なペニスにそっと口をつける。亀頭からはすでに透明な汁が溢れていて、それを舌先で塗り広げパクリと咥えて顔を前後に動かすと、レオナの口から僅かに喘ぎ声が漏れる。チュッチュとキスをしながら裏筋を舐め上げ、玉を揉みながらレオナを見上げると、完全に捕食者の顔をしていた。鋭く熱い視線に、すでに濡れているそこから蜜がドロリと垂れた。レオナは目敏くそれを見つけると、足の指で器用にクリトリスを刺激した。

「ん、待って、私の番…っ!」
「早く出させてくれよ。そんでココにぶちこみてえ」
「あんっ、んっ、待って…ってば」

クリトリスへの刺激に体がビクビクと反応する。早く入れて欲しいけれど、レオナとのセックスが早く終わるのは寂しいので必死に口を動かしてフェラをする。レオナの喘ぎ声が少し大きくなったところで腰が震え、口の中に精液が吐き出される。しかし一度射精したくらいではレオナのペニスの勃起は収まらず、次なる刺激を求めて更に大きくなっていた。

「はあはあ…良くできたな。次はお待ちかねのこっちだ」
「欲しい、早く欲しい…っ」
「ああ。すぐ気持ち良くしてやるよ」

レオナは再び私をベッドに押し倒すと、ペニスを敏感になっているクリトリスに擦り付ける。それだけでも気持ち良すぎてどうにかなってしまいそうだが、早く中に入れて欲しくて……。

「レオナあ…お願い早くいれて…っ」
「自分でまんこ開いて誘うなんざ、とんだ淫乱だな」
「あっ、好きなくせに、」
「そうだな。たまんねえよ」

私を見下しながら舌舐めずりをして、子宮のあたりにチュッとキスをしたのちにペニスが挿入される。レオナがする子宮へのキスがまるで儀式の合図のようでたまらなくセクシーだ。

「ひゃあ…ん!あっ!大きい…っ!」
「そいつはどうも…!」
「気持ちいいよお…!あっん、ん、」
「最高だな、っ」

両足首をぐっと掴んでのし掛かるようにして腰を打ち付けられ、ペニスが体の奥まで届いてしまう。刺激が強すぎてすぐにでもイってしまいそうだ。

「ん、ん、レオナあ…っ、気持ちいい、」
「俺もだよ…っ…く、…はあ」

彼の額から滴る汗がぽたりと落ちる。
百獣の王がこんなに必死に愛してくれるなんて……。

「ああん、奥に、きちゃう、すごい…っ!」
「そろそろ出そうだ…っ!」
「ん!あっ、私もイきそうっ、」
「はあ、はあっ…ああ出るぞ、出るぞ…っ」
「う、ん…イく、イく、ああん、あっ」
「イく…っ」
「あああああ……っ!」

射精の直前でペニスを引き抜いたレオナは、それを私の口元に持ってきて口を開けるように指示する。首に跨るように膝立ちになったレオナのペニスを口に含むと再び口の中に精液が解き放たれた。出されたものを飲み込み、搾り取るように吸い上げるとまたレオナの腰が震えた。


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