自慰、それは読んで字のごとく自分を慰める行為だ。
私の愛する左之さんは土方副長の命で一週間ほど屯所を空けることになった。毎日のように愛し合っていた私達だから触れ合わない日があるだけで体に籠った熱にうかされる。
(名前…もうこんなにビチョビチョに濡らしてんのか?いけない子だな)
「左、之…っ」
(なんだよ…もう限界なのか?)
「うん、うんっ…もう欲しい、左之の、」
(そう焦んなって、ほら…俺だってこんなだ)
「おっきい…」
(お前を見て勃起したんだからしゃーねぇだろ)
「欲しい…」
左之との情事を思い出しながら、左之の着物を抱きしめて自分の下半身を触る。はしたないとはわかっていても我慢の限界なのだ、
「左、之…っ…あんっあぁぁ!」
自分の指で、絶頂に達してしまった。…でも普段あの左之の大きなもので貫かれている私としては物足りなくて、刺激がほしくて、
あぁ私の左之…早く、早く帰って来て、私に触れて、
「おぉおぉ…こりゃまた大胆な格好してんな、お前」
「左、之…?」
裸で布団の上で足を開いた状態で、左之の着物を抱きしめて。息を荒げる私は…どうしようもなくはしたない。
「俺が欲しくて我慢できなかったのか?」
「左之ぉ…っ」
裸のまま、指を濡らしたまま左之に抱きついた。左之は苦笑して見せたがすぐに抱きしめ返してくれた。
「俺だって我慢してたんだ…帰って来て早々名前のこんな姿見せられたんじゃ我慢なんて出来そうにねぇよ」
左之はそう言って急にしゃがみ込み私の濡れた蜜部を舐めた。久々に左之からもたらされた刺激に我慢が出来なくなって自分から左之の顔にソレを押し当てる。左之の舌はさっきよりも深く刺さって気持ちが良い。
「んあっ…左之助!…気持ち良いの!もっと…っ!あぁ」
「はぁはぁ‥溢れてきた…っ…美味いぜ、名前のココ」
私はもっと大きな刺激がほしいのに左之はいつまでもそこを舐めることをやめてくれなくて…結局舌だけで達してしまった。
「んだよ、もうイったのか。俺だってこんなんだぜ?」
「はぁはぁ…っ、いつもより、おっきい…っ…」
「当たり前だろ。名前ん中入りたくてうずうずしてんだ」
「左之…もう入れて…?」
我慢が出来ない。左之にお尻を向けて四つん這いになって自分で蜜部を開いて誘う。あぁ、私はなんてはしたないんだ。左之はそれはもう獣のように私の中に猛った自身を突っ込んで腰を振り続けた。
「あんっあんっ!左之!…ぅあっ…」
「名前…!いつもより…っ…締まってる…くっ」
「左之が、大きい…から…っ…!」
「そりゃどうも…!」
「左之…寂しかった…んあ、あ!」
「俺もだ…!…今日は一週間分抱かせろよっ」
「うんうんっ…でも、もうっ…イっちゃいそう…!」
「一緒に、な…!」
「あぁっ…んぁぁぁっ…!」
「く…っ…出る…」
結局陽が昇るまで私達は裸で抱き合い続けた。私の声は色んなところに届いていたらしく、総司に「おかげで寝不足だよ」とからかわれてしまい随分と恥ずかしい思いをした。
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