ガツガツといつになく猛烈に飯をかっ食らう名前。なんだこの食欲……と見つめいていると、俺の不審がるような視線に気づいた名前は食べるのをピタッとやめ、何故か泣きそうな顔をして食堂を出ていってしまった。
俺は何か気に障ることをしてしまったかと気になってあとを追ってみると自室で体育座りをして畳にのの字を書いている。……いや、なんか可愛いけど……どうしたんだコイツなんか変だな。
「名前?」
「(ビク!)」
「お前どうした」
「なんでもないんだけど……どうしよう、トシ、なんか…」
「なんか?」
「変なの」
「……は?」
「あたしなんか変なの」
「うん?」
今度は立ち上がって抱きついて俺の胸に頭グリグリしてる。え、可愛いんだけど何コレ。
「ねぇ、トシ」
「ん?だからなんだ」
「えっと…」
今度は俺のスカーフを取り去って胸のあたりをツンツンとつつく。何コレ……マジで可愛いんだけどなんなんだ。えーっと、こういう場合どうしたらいいんだろうか俺は、なんて思考を巡らせていると名前の手が俺のアレを撫で……は?
「え、ちょ、お前っ、何してんの?」
「だって…そういう気分、」
「いやいや俺もどっちかっていうとそういう気分になってきちゃってるけどね、でもここ屯所だし昼間だし」
「トシは…あたしとするの嫌?」
「いやいやいや…嫌なわけねェけど」
「じゃあ良いよね…?」
いつの間にか俺は上半身裸だった。俺が茫然としている間にどこからかというか押入れから布団を取りだした名前は俺の手を引いて敷きたての布団に俺を押し倒す。いやいやいやいや…え?どんな状況なのコレ?なんで俺が襲われてんの?
「ふぉひぃーひもひぃ?」
「うあっ…喋んなっつーの…ぅ…」
えっと…俺の愛しい名前ちゃんは何故か俺の息子を咥えこんでるわけで。そんなことされる前から戦闘態勢には入ってたんだけれども、
「ちょ、えっトシ…!」
「俺ばっかじゃ不公平だ」
「やだ、待って汚いからっ」
「お前に汚いとこなんかねェっつーの」
名前の体を引っ張りあげて所謂シックスナイン。俺の目の前にはもちろん名前の…ってまだ何もしてねェのに濡れまくってんだけど、ほんと今日のお前どうしたの?不思議に思いながらも濡れた襞を左右に開いて舌を差し込んでやるともう俺のを咥える余裕なんてないみたいで甘い甘い嬌声だけが聞こえる。
――ピチャ、ジュル…
「どうだ名前…気持ち良いか」
「んっ…はぁんっ…トシ…もう、無理、だからっ…」
指を突っ込んで突起を甘噛してやると潮吹きときた。今日感じすぎじゃねェか?
「はぁはぁ…っ…トシ、の…バカっ」
「バカはねェだろ、お前だって潮吹いてめちゃくちゃ感じてたくせに」
「言わないで…っ…ね、もう、」
「なんだ?」
頭と足の方向を逆にして会話の合間に唇を重ねる。フニフニしてて気持ち良い唇。っていうか唇めっちゃ良い匂いする…こいつのリップクリームいちごの匂いだっけ。
「ちゃんと言わねェと分かんねェぞ」
「あんっ…ちょ、いじわるっ」
言ってる間に俺のを濡れたソコに擦り付けるとそれだけで感じてやがる。…って何度も言うけど可愛い。
「トシっ…お願い、ちょうだいっ…?」
「!」
可愛いィィィ!!こんな至近距離で上目遣い!可愛いィィィ!もうそんなん言われたら俺…っ
――グチュ
「そんなっ…あん!急に…!」
「はぁはぁっ…もう我慢できねェ…!」
「トシっ!あんっ…う…はぁっ」
「名前っ…好きだ…っ」
「あっあっ…あたし、も…!」
もう、駄目だっ…こいつの中気持ちよすぎる…!
「トシ、トシ…!もうダメ!無理!…あん…イっちゃう…!」
「あぁ俺もだ‥っ」
「一緒に、イこ、っ…ね?」
「あぁ…っ」
名前の腰をグイっと引き寄せて渾身の力で腰を振ると中がぎゅうと俺のを締め付けて、名前の高い声が響いて。俺は急いで引き抜いて名前の腹に白濁の液体をぶちまけた。
「ハァハァ…トシもなんだかんだでノリノリじゃん…っ…」
「お前…っ…今日感じすぎだったな…はぁ…」
「仕方ないよ、気持ちよかったもん」
「何でいきなり誘って来たんだ」
「…なんかムラムラしちゃった…生理前かなあ。異常に食欲が増したりムラムラしたり…ホルモンバランスが崩れるから仕方ないことらしいけどね」
「ふーん…」
「個人差はあるみたいだけど」
「わかった、もうわかったから。……あ」
「ん?」
「もうすぐ生理ってことはまた一週間くらいヤれねェの?」
「うん」
無理無理、俺死んじゃうからね。出来ることなら週五じゃなくて日五でセックスしたいお年頃だからね。…って名前に言ったらご飯より多いってどういうこと?ってツッコミを入れられたんだが…俺は三度の飯より名前が好きだっつーことで。
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