1.鳴り止まない電話

(変態からのラブコール)

鳴り止まない携帯電話。こうも長時間なり続いていると恐怖すら覚えそうだ。(でも出ないともっと怖い)

色んな葛藤を心の中でしていると、やっと切れた。

(ホッ…)

しかし、ほっとしているのも束の間。また鳴り出す携帯。これは出るまで鳴らすつもりだな?……仕方ない

―ピ、―

(やっと出やがったか)
「あのですね、毎日毎日何の用があるんでしょうか。私にはこれといってあなたと話すべき内容が見つからないのですが」
(確認もせずに俺だとわかるなんて流石だな)
「いや、こんな時間に電話してくるの高杉君ぐらいだからね。沖田君でももうちょっと時間考えてくれるからね」
(へェ…俺以外の男と電話するなんざ、てめェも良い度胸してやがる)
「何をおっしゃってるのか理解不能なんですけど」
(俺というものがありながら…浮気か?)
「何をおっしゃってるのか理解不能なんですけど」
(ほォ…よっぽどお仕置きして欲しいみてェだな)
「何をおっしゃってるのか理解不能なn(ry」

誰かこの変態で鬼畜な勘違い野郎を止めてください。


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