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「副長ー!市中見回り楽しいですね!」

「俺はお前が鬱陶しくて仕方ねェ」

「そんなこと言って!」

「腕を絡ませるな!無い胸を当てるな!」

「嬉しいくせに」

「どうやったらそんな素敵な勘違いが出来るんだよ。奇跡の脳みそか」

「副長、喋りすぎてのどが渇きました」

「ったく…ていうかお前のせいだろ完全に。仕方ねェそこの公園で待っててやるから勝手にジュースでも買って来い」

「とか言って煙草吸いたいだけでしょ?全く」

「うるせェよ、待っててやんねェぞ」

「それはダメ!」

「さっさとしろ」

副長に背中を押され(正確には蹴られ)自販機までダッシュ!副長にはコーヒー、私はオレンジジュース…にしようかな、林檎ジュースも捨てがたい。

「で、なんで落ち込んでるんだよ」

「コーヒーどうぞ」

「あァ、サンキュ」

「いやオレンジと林檎と迷った挙句、同時に押してみたんですよ。そしたらね、勢いつけすぎて間違って隣のボタン押しちゃってコンポタ出てきた…」

「しょうがねぇな。コーヒー飲むか?」

「いいんですか?っていうかソレ間接キs「言ったら殺す」けち」

「いるのか、いらねェのか」

「すみません頂きます…うげ、にが…!」

「ガキかお前は」

「体は立派な大人です!試してみます?」

「頭がガキなのは否定しないのな。っていうか試さねェ死んでも。」

「ねェ副長、あんなの羨ましいと思いませんか?」

「なにが」

「楽しそうだなぁ〜」

目の前には親子連れ。一緒に砂場遊びなんて微笑ましい。

「お前も遊んでくれば良いだろ。俺は帰るけどな」

「そういうことじゃなくて、家族で一緒にっていうのが羨ましいんです!っていずれ私と副長も結婚するから問題ないですけど!副長似の男の子希望!」

「どこをどうやったら俺とお前の間に子供が出来るんだよ」

「いやだな、性教育受けたでしょ?副長のアレを私に突っ込むことによって…なんなら実技で教えてあげましょうか?って私初めてなんですけど』

「…具体的な話じゃねェよ馬鹿が」

「てへ」

てへ、って言った瞬間にアッパーを喰らいました。もう容赦ないんだから!そんな副長も好きだぞ!