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魔獣生息域第四層
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1.魔獣生息域第四層
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時代は原初。
天界と魔界の区別もまだついていないころ、さまざまな幻想生物たちが宙を漂っている。
全てはホログラムであり、それらに触れることはできない。
進入時、1d5で「羽毛症汚染度」の判定を行う。
直前にワクチンを打った場合、結果から-1してよい。
1体の結合型変異天獣が出現する。
「エネミー/結合型変異天獣」
(HP/45、攻撃/20、魔適/5、耐久/5、魔耐/3、敏捷/20)
◎固有スキル
【慟哭の爪痕】
自身が算出した攻撃ダメージ値が8以上の場合、
追加ダメージ+3し、状態異常「毒」を対象へ与える。
【轟音】
大きな口から凄まじい叫び声を発する。
PCキャラ全員に1d100<=60の判定を強要し、失敗したキャラの動きを1d3ターン止める。
一度使用したあとは3ターン経過しなければ使えない。
【天の導き】
毎ラウンド終了時に発動。
異形の者の力。天界より光の柱を呼び寄せ、
浴びた者に+1の羽毛症汚染を加える。回避や受け流し、防御は不可能。
◎装着スキル
攻撃_素手
回避(45)
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すべてのエネミーを撃破すると、
シドが現れ、探索者たちに船に乗り込むよう指示します。
⇒【2.時空戦艦クロノスブルー】へ
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2.時空戦艦クロノスブルー
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イベント:【シドとの会話】
「御苦労だったな、お前たち。
これですべての層の魔獣殲滅を完了したことになる。
あと2時間もすれば、お前たちの目的地へたどりつく。
本当に御苦労だった。
ひずみに到着するまでの行動は自由だ。
ゆっくり休むもよし、館内散策もよし。
まあ、後少しの間だが、ゆっくりしていけよ」
シドはそういうと、コックピットへ姿を消します。
*シナリオ内で2時間経過すると、艦内にアナウンスが流れます。
「可視型不定時空領域B-382、目的地へ到着しました」
⇒【エンディング1】へ
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船内は青を基調とした内装。
いたるところに青白い光を放つモニターやパネルが設置されており、
さまざまな図式や情報が浮かびあがっています。
探索者たちに内容を理解することはできません。
●ここからの移動先
【3.休憩室】
【4.資料室】
【5.喫煙室】
【6.コックピット】
「注視」⇒ 周囲
コックピット側の正面に、大型の操作パネル、
その上には前方風景を写す大型のモニターがあることに気付きます。
他、喫煙室と書かれた鍵のかかった扉と、資料室への通路、
「関係者以外進入禁止」と書かれたコックピットへの扉、
休憩室の札がついたベットのある部屋を見つけることができます。
ここはメインフロアのようで、
隅には飲食ができるカウンターが設置されています。
その隣には食品販売機があり、
焼きそばやたこ焼き、牛串、アイスやジュースなどが売られています。
「注視」⇒パネル、モニター
さまざまな国の情報が時代によって区分けされ、
表示されていることがわかります。
詳しい内容を読みとることはできません。
「注視」⇒大型パネル、大型モニター(コックピット側)
パネルには赤文字、青文字でそれぞれ表示されている文字があります。
触れて操作することができます。
【赤文字に触れる】⇒
エネミーの情報が表示され、音声が読みあげられます。
「変異天獣 出現区域:原初〜古代
羽毛症の変異により生まれた異形の者。
鋭い鍵づめにより連続攻撃を行う。
せん滅の際には汚染に注意すること。弱点は火である」
「??? 出現区域:原初
魔獣生息域第四層にて未確認のエネミーを発見。
大きな口から轟音を発するほか、天族としての力も持ち合わせる」
【青文字に触れる】⇒
注意書きのような文章と、図式が表示され、音声が読み上げられます。
「現在、未確認の超大型エネルギー物体の観測がされています。
予期しない遭遇もあり得ます、十分注意してください」
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3.休憩室
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★追加イベント⇒【謎の薬品】
探索者たちが部屋に入ると、
ベットの横の机にピンク色の注射薬が置かれています。
個数は5本ほど。
ラベルには「MHSP」と書かれています。
裏面には注意事項と使用方法が書かれているようです。
探索者たちにも理解できる文字です。
⇒入手アイテム
「MHSP」
マジックハイスピード。通称MHSP。
ピンク色の液体薬品で、注射型の容器に入っている。
使うことで、使用者の各ステータスを1d3上げる。
また、瀕死者に使うことで、1d6のHP回復を得て復活が可能。
回復量が足りない場合複数使用が可能である。
ただし、肉体の異常な活性化によるもののため、
1回の使用のたびに、羽毛症汚染度+1される。
カプセル状の機器がついた真っ白なベットが5つ置かれています。
探索者たちは自由に休憩をとることができます。
機器は最先端の治癒装置がついており、ここで仮眠をとれば
気絶者も全回復することができるでしょう。
注視⇒「周囲」
とくに変わったものはありませんが、
部屋の隅に救急箱を見つけることができます。
中には通常の救急セットのほか、
<羽毛症ワクチン>と書かれた、
注射型の薬品がたくさん入っています。
⇒入手アイテム
「羽毛症ワクチン」
透明な液体の薬品。注射型の容器に入っている。
使うと、羽毛症汚染度を0にリセットすることができる。
休憩時イベント:【滅びゆく魔法都市の夢】*2回目
探索者たちは夢を見ます。
するどい閃光、崩れ落ちていく高層ビル、人々の甲高い悲鳴。
異形の者へと姿を変えていく人間たち。
激しい揺れの中、探索者たちのほうへ光の手が伸びてきます。
──いつか、またどこかで──
そこで夢は終わってしまいます。
しかし、夢というにはあまりにも鮮烈な光景でした。
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4.資料室
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【資料室】
壁一面が棚になっていて、ファイリングされた書類が収納されています。
「注視」 ⇒(周囲、棚、書類)
「時空監査機関クロノスブルー概要」
「魔獣生息域について」
「羽毛症について」
「神獣卵について」
「神獣歴2080年
魔法都市イーラ崩壊の記録」
と書かれたファイルが目に留まります。
中を読むことができます。
以下はその内容です。
「時空監査機関クロノスブルー概要」
神獣歴2083年、シド・レスポール(元イーラ国属特務治安部隊(ESSF)隊員)が、
同組織の隊員を集め発足した組織。
時空戦艦クロノスブルーを拠点とし、
さまざまな時間軸の魔獣殲滅を主な任務としている。
戦艦内部には、古代魔導装置「リジェネレーター」を搭載しており、
同装置の行使、および監視の権限を世界機構から渡されている。
リジェネレーターについては※項目4※を参照。
※項目4:古代魔導装置「リジェネレーター」について
かつて魔法都市イーラの核をなし、巨大な都市を復元していた装置。
人の夢や記憶に干渉できることから、「記憶復元装置」とも呼ばれる。
現在は改造が施されており、小型化され、時空干渉も可能となった。
深部には人格が存在するとの報告があるが、確証はない。
「魔獣生息域について」
魔獣が生息する時空のひずみ。各所に出現する魔獣の発生源である。
魔獣が多数出現する地帯であり、たいへん危険。
層が深くなるほど、危険度は増す。
潜入の際に高濃度の魔素に触れるため、羽毛症に注意すること。
時空戦艦への負担も強く、
一度潜った後は5時間経過しないと潜れない。
神獣歴2080年の神獣卵発生により、活性化している。
「羽毛症について」
高濃度の魔素に触れて起こる人体汚染により発症する。
激しい痛みとともに肉体に羽毛が生える変異が起こる。
また、血が青く見える幻覚や、錯乱状態を引き起こす「青血症」も併発する。
これらの症状は専用のワクチンを使用することにより治療が可能。
「神獣卵について」
超濃度魔素生物である神獣の卵形態である。
大都市を支えるほどの強力な魔法エネルギーを持つ。
発生には生贄である大量の人間が必要。
発生と同時に非常に強い結界を生じ、内部の人間の成長を止め、
不老不死の効果を与える。これは寄生に近いものである。
古代楽園時代にて核をなしていたものであり、
楽園の人々は、あらゆる病や災厄から逃れ、若く美しい姿を保っていたという。
卵の羽化によってこの「楽園結界」は滅びるが、
"永遠の楽園"を可能にしようと試みた結果生まれたものが
古代魔導装置「リジェネレーター」であり、
これは古代神獣卵のコピー「時の卵」を原型とするものである。
「神獣歴2080年
魔法都市イーラ崩壊の記録」
<神獣歴2080年 山羊の月 4番目の水星の日>
■午前 9時
リジェネレーターへの大規模ハッキング発生
都市部の全機能が停止
ESSFから緊急避難勧告が出される
ESSFより「リジェネレーター奪還作戦」開始
■午前 11時
「リジェネレーター奪還作戦」失敗
第一波
閃光とともに激しい揺れ
第二都市部が消失、周辺の住民が天獣に変異
リジェネレーター上空に神獣卵が発生
ESSFより「神獣卵制圧作戦/天獣殲滅・卵核撃破」開始
■正午
第二波
再び閃光とともに激しい揺れ
復元都市が消失、旧都市・工場街を除く全都市が壊滅状態に
これによりESSF本部も機能を停止
少数精鋭での作戦続行
■午後 13時
「神獣卵制圧作戦/天獣殲滅・卵核撃破」完了
神獣卵の制圧に成功
同時に隣国ルベルレギオンから降伏命令が下りる
協定に同意することで事態は終結。
神獣卵発生による人口の激減、復元都市の消失による中枢部壊滅、
リジェネレーターの機能停止により、魔法都市イーラは崩壊した。
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5.喫煙室
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鍵はかかっておらず、中に入ることができます。
中に入る前に、「聞き耳」を使うことにより、中の会話を聞くことができます。
※会話しているのは、シドとイラリオンの2人。
「だから言ったじゃねェか、無理だって」
「いいさ。次の機会を待つよ」
「何時の話になるかわかんねェけどな」
「……そうだな。まあ、あいつらもよくやってくれたし、
旅行にでも連れて行こう。お前は何食いたい?」
「肉」
「おう。じゃ、うまい肉食いに行くか」
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6.コックピット
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【追加イベント】
コックピットへ行くと、ドアのロックが外れています。
中に入るとシドがモニタを操作しており、
どうやら目的地の設定中だということがわかります。
シドは探索者がいることに気づくと、
「入っていいぞ」と声を掛けます。
そして、「ま、これを押してみろ」とモニタの赤い文字を指します。
探索者が押すと、
『目的地設定完了。可視型不定時空領域B-382へ運転を開始します』
とオペレートが流れます。
その後はオールロック画面に戻ります。
探索者が断ると、シドは苦笑いをし、赤い文字を押します。
同様のオペレートが流れ、画面はオールロックされます。
このとき、赤いレバーについて尋ねると、
「触るなっつったもんには触るんじゃねえ。
……まあ、お前たちならなんとかならないこともねぇかもな。
興味があるんなら、動かしてみてもいいぜ」
と目を細めて冗談めかして笑います。
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正面には窓があり、船の前景を見渡すことができます。
今は時空のひずみを移動中なので、前方には黒と青の渦が見えます。
探索者たちは目を回すかもしれません。
モニタには赤い文字が浮かび上がっており、
触れると「オールロック 自動運転中」と音声が流れます。
機器はロックされており、操作しても反応しません
注視 ⇒「機器類」
目立つ赤いレバーを発見できます。
手のマークに赤い×印、
「さわるな」と示しているのであろうステッカーが貼ってあります。
こちらを動かしてしまうと、
隠しボスステージ【大いなる闇のひずみ】へ移動します。
【大いなる闇のひずみ】
探索者たちは突如、闇の中に放り出されます。
前も後ろも左右もない闇の中。突如として巨大な暗黒物体が姿を現します。
「エネミー/大いなる闇」
エネミー/大いなる闇
【HP/60、攻撃/1、魔適/10、耐久/8、魔耐/8、敏捷/25』
<固有スキル>
【黒き泉からの召喚】
魔獣ヘルハウンド1d3+2体を召喚する。
再度使用する場合、1d3ターンの経過が必要。
【引き摺りこむ】
PTのメンバー一人を3Rの間、闇の中に引き摺りこむ。
その間、引きずり込まれた者は一切行動不可能となる。
反応行動は回避(-30%)のみが可能。
成功した場合、再び使用するには1d3ターンの経過が必要。
【闇の胎動】
毎ラウンド終了後発動。
PT全員のHPを3にする。気絶者は含まない。
なお、ダメージではないため、気絶判定は行わない。
◎装着スキル
身代わり
※ヘルハウンドが場にいる状態で本体やコアへPCが攻撃してきた場合、
ヘルハウンドを「身代わり」にしてダメージを受けてください。
※闇本体からの固有スキル以外の直接攻撃はありません。
召喚したヘルハウンドにPCを攻撃させる形で戦闘してください。
物理攻撃は聞かないが、本体に<幻視>することにより、
「コア」を発見できる。コアを狙えば物理攻撃が通る。
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エネミー撃破後、クロノスブルー艦内へワープします。
シドにこっぴどく叱られます。
全滅した場合その場でLOSTとなります。
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