SEVEN WITCHES
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陣営:制限無し
推奨人数:1人
推奨スキル:無し
時間:1時間程度
GMボーナス:ステータス成長3pt or SP30 (三回まで重複可能)
ダンジョン「肖像の部屋」専用シナリオです。
カードによる占いを行うシナリオです。
このシナリオは何回でも訪れることができます。
スキル・アイテムの持ち込みは禁止。
クリア失敗は基本的にはありません。
◎制限時間はなし。
※シナリオに書かれていない情報については、GMの裁量にお任せいたします。
以下、フレーバー文となります。
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「7人の魔女との"戯れ"に。どうぞ、お付き合いいただけませんか」
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フードの人物と魔女たちのカードによる占いを行う。
エンディングは1種類。(エンディングまでプレイすればクリア)
「……以上が、貴方の"(占った事柄)"に関する
占いの結果となります。……お楽しみいただけましたか?」
「お付き合い頂き有難うございました」
「7人の魔女が示すその"しるべ"、お楽しみいただけましたら幸いにございます」
「巡りあう運命、あなたの心、あなたの選択」
「いずれ明らかになる、そのとき」
「……もう、お気づきではありませんか」
「(探索者の姿で、探索者自身と占いの内容にまつわるメッセージを告げる)」
フードを脱いだその人物は、
あなたの聞きなれた声、あなたの見知った顔、
"あなた自身"の姿を以って、そう告げた。
(探索者のRPがあればここで)
(探索者の姿をしたフードの人物の最後の表情)を、見届けて。
途端にあなたは、がくん、と意識を手放す。
落下する感覚、耳に残る言葉、呪いのような暗示……
………
……
…
目を覚ませば、自室だ。
窓から見える夜の浅い残滓、明けていく空の最中。
……あの魔女の肖像の部屋での出来事は、
夢に見たようにぼんやりと頭の中に残っていた。
いずれ姿を明らかにする、あなたの手繰り寄せる運命は。
そこに"しるべ"を見ることはあるだろうか、……果たして。
以上でシナリオクリアとなります。お疲れ様でした。
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"魔女"を描いた七枚の肖像が、
円状に取り囲む壁にぐるりと並べられた部屋。
それらの眼差しの先に、探索者を迎えるフードの人物がいる。
ここは眠る夜に見る夢と現実の狭間のような、
まぼろしと言えば近いが確かに"存在"する、迷える人の為の場所だ。
フードの人物は言う。「貴方のしるべとなりましょう」
七人の魔女が囁き合い、導き出す答えが、試練を乗り越えるための助け。
あるいは、破滅への誘いとなるかは、果たして。
遠い御伽噺の世界にすまう、
心を失くした怪物である彼女たちを魔女と呼ぶ。
魔女はそれぞれに二つ名と、それに準じる呪いを持ち、
その性質や謂れとされるものをまじないとして込めたものが、
この占いに使用されるカードたちだ。
囁き合う彼女たちにとって、一人の人間の運命なぞ、
ただの"戯れ"に過ぎないのだろう。
フードを目深に被る、謎の人物。
己について問われれば、私は何処かの誰かを象る者であり、
それ以外の方法では在れない"投影者"であると語る。
つまりかれは貴方の知らない誰かであり、
またもう一人の貴方とも成り得るのだろう。
※ラストの描写において
探索者の姿と言葉を借りることは変わりませんが、
この性質上、それまでの会話において
「GMのキャラクターの誰か」を象ることも可能です。
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占いがこのシナリオの主となるものです。
創作のカードと、choiceダイスを用いて行います。
占い結果の解釈は【カード一覧】の記述をもとに、GMの意向に一任します。
探索者の情報も読み解きの上では必要なので、
占いを行うフードの人物が知り得ない情報でも、
多少その内面や経験を"見通す"ようなことをしたり、
結果について質問を"投げかける"こともあってよいでしょう。
このとき、雑談でPLにその断りを入れることを、必要であれば行ってください。
このシナリオは何度でも訪れることができ、
またクリア後もセッション中の記憶が残ります。
クリア失敗は基本的にはありませんが、
探索者が暴力の行使や占いの妨害などを行なうようであれば、
警告ののち、強制帰還の措置をとってください。
この場合、全てのクリア報酬は得られません。
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4.カード一覧(GM情報)
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……、……。
ひそ、ひそ。
それはしんとした夜に潜む囁きのように。
あなたの耳元を掠めては、くすくすと笑いながら遠ざかる。
彼女たちは暗示する。あなた自身を、あなたの選択を。
「不運よ、」
「いいえ、幸福よ」
「試練よ、」
「いいえ、福音よ」
「では、運命かしら?」
「そうね、必然よ」
「どうかしら、すべては偶然に過ぎないのよ」
……あなたは闇の中へと沈んでいく。深く深く、迷い込むように。
⇒【肖像の部屋】へ
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そうして気づけば、魔女の肖像が円状に並ぶ部屋のその中心、
ぼうっとした光を灯す黒いシャンデリアの下、
対面式のテーブルセット、その椅子にあなたは座っている。
あなたの前に座るのは、見知らぬ──フードを目深に被る人物。
「お目覚めですね、迷える貴方」
「ええ、ええ。突然のことに戸惑いもありましょうが、」
「時には、自分自身を覗き込むことも必要です」
「これから、私と貴方で」
「占いをしましょう」
「ええ、占いです。7人の魔女との"戯れ"に」
「どうぞ、お付き合いいただけませんか」
「ああ、またお会いできましたね。迷える貴方」
「此処へ来たのならば、そうでしょう」
「占いを致しましょう。ええ、占いです」
「迷える貴方の行き先へ、私が案内人となりましょう」
「……ええ、」
「また、少しばかり。お付き合い頂けますか?」
貴方が頷けば、かれは感嘆したように声を上げる。
「おや!そのお返事が聞くことができて、大変喜ばしく思います」
「……、さて」
「貴方には今、しるべが欲しい事柄がありますか?」
「あれば、それを占いましょう」
「その内容は、胸に秘めたままでも構いません」
「私に伝えるかどうかは、貴方にお任せいたします」
「しかし、それらがないというならば、あなたの近い未来について占いましょう」
男性とも、女性ともつかない。
ただその言葉だけが耳に届くような、明らかな姿を持たぬ声。
その人物は7枚のカードを、テーブルの上に並べた。
壁に飾られた肖像と同じ者を描いた、……かれが言うところの、「魔女」たちだ。
⇒【占い】へ
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ここから、カードの選出となります。
最初に、choice[1正,1逆,2正,2逆,3正,3逆,4正,4逆,5正,5逆,6正,6逆,7正,7逆]
で[1回]、探索者に判定を求めてください。
選ばれたカードは探索者の【自身】を示すカードとなります。
次に選ぶ探索者の【世界】のカード、その次に選ぶ探索者への【暗示】のカードは
GMが同様のchoiceダイスを用いて選出してください。
このとき注意する点として、
<既に選出済みのカードはダイスから削除>して行ってください。
※例)1の正位置が引かれたらそれを削除し、1の逆位置もともに削除する。
最後に選ぶスペルカードは、探索者への【ヒント】を示すカードです。
こちらは探索者が<自身の意志>を重要視するならば探索者自身で、
<状況の変化>を望むのであればGMが選出を行ってください。
どちらもダイスは choice[A,B,C,D,E,F] を使用しますが、
探索者が選ぶか、GMが選ぶかによって、カードの意味合いが変化します。
カードの選出が全て終わったら、【読み解き】へ進行してください。
★---以下ロール文---★
「遠い御伽噺の中で生きる彼女たちの、その囁きに耳を傾ければ、あるいは」
「貴方自身、そして貴方の選択。そのしるべになるでしょう」
そう言ったかれは、そのカードたちを伏せ、テーブルの上で円を描くように混ぜる。
やがてそれを終えると、その伏せられたカードの中から一枚、
あなたに選ぶように示すだろう。
「どうぞ、お選びください。あなた"自身"をとらえるための、まずは一枚です」
「……ええ、ではそれをお手元にお持ちください」
「次に私が選ぶカード。これは、あなたを取り囲む世界を表すカードです」
「次も私がもう一枚。これは、あなたへ向けられる"暗示"を告げるカードです」
「……では、最後に」
「6枚の、スペルカードというものから、一枚」
「あなたが望みを手にするための"ヒント"となるカードです」
「それを、貴方自身が掴み取る意志というものがあるのなら、ご自身で」
「それが難しく、他の誰か、状況の変化によって得たいという願望があるならば、私が」
「……選ぶこととなります。どちらにいたしましょう?」
★---以下選出後のテンプレ---★
◆あなた"自身" - [○○の魔女 〇位置]
◆あなたを取り囲む"世界" - [○○の魔女 〇位置]
◆あなたへ向けられる"暗示" - [○○の魔女 〇位置]
◆あなたが望みを手にするための"ヒント" - [スペルカードの名称]
※カードの名称などは【カード一覧(GM情報)】を参照してください。
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選出されたカードについて、【カード一覧(GM情報)】を参考に、
[自身⇒世界⇒暗示⇒ヒント]の順で読み解きを行ってください。
探索者が占いたい内容について明示している場合はそれに沿って解釈を進める、
既に読み解いたカードの流れを汲んで解釈を変えていくなど、
語り口やその形式はGMの意向に一任します。
読み解きが終わり、RPが落ち着いたところで、
【シナリオクリア条件:Ending「その姿は」】へ進行してください。
★---以下参考ロール文---★
「……では、これでカードの選択は終わりです」
「ここから、私が読み解いてゆきましょう」
「時に、カードが的外れな結果や重い運命をしめす場合もありますが……」
「なに、あくまで"しるべ"ですから。どうぞ、気楽な気持ちでお聞きください」
「ではまず、貴方"自身"について。
貴方の在りよう、現時点での姿勢、などとご解釈ください」
「次に、2枚目のカード。
あなたを取り囲む世界。周囲の人間や、状況を示すカードです」
「そして、3枚目のカード。
あなたへの暗示。貴方の今後について示唆されるもの、と捉えてください」
「最後に、スペルカード。あなたへの"ヒント"、困難への解決策となるカードですね」
「○○の魔女の〇位置。
これは、(カードの説明の▼からの一行)……などの意味を持つカードです」
「(スペルカードの名称)。
これは、(カード説明の[自][他]どちらか)……という意味をもつカードです」
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▽クリア報酬
・ステータス3pt or SP30 (初回のみ)
・「運命」「裏切り」「偽り」「忘却」「憂鬱」「首狩り」「夜闇」
上記の内どれかひとつの記憶
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