BrokenClown_NPC
一人称「かたり」、二人称「君」「お客人」
「かたりは語るだけ。ただし騙りにはご注意。記録は真実ばかりとは限らない」
「かたり、すぐ迷子になる。どうしてだろう?」
「かたり、なんでも知ってる。だけど、知らないこともある」
「君はどんな物語を描く?」
金髪緑目、身長175の男性体の姿をとる。
世界と世界の狭間に住まうという人外の一人。
探索者たちを「狭間の書庫」に呼び込んでしまった張本人。
「全知無能」を冠する「記録者」という肩書を持ち、
その肩書のとおり彼はなんでも知っているが、何もできない。
探索者の前で披露する力はすべて他の者から分けてもらった力だという。
「ダメージを与える能」が無いため、彼の与える攻撃はすべてダメージが0といった具合だ。
一人称に自分の名を使い、片言気味という独特な口調だが、意思疎通はしっかりしている。
やや天然。
物語を見ることを好み、探索者の「元の世界」「人生」という名の物語にも興味を示す。
命の定義を持たないため、基本的に死ぬことはない。
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"壊れた自身でもって彼は笑う。何が正しかったのかも分からないと、彼は笑う"
一人称「僕」、二人称「君」/「あなた」
Dollの世界のソファに座っている、「ユウト」の物語を基にした影。
何かにおびえるように、孤独を耐えるようにうずくまり、俯いている動きが多い。
意識はあるが、どこかぼんやりとしており、回答にも間がある。
自身から能動的に動くことはほとんど無いが、探索者の質問には嘘偽りなく答えるだろう。
ただし、「答えられない」こともある。
物語の断片である彼は、すべての情報を持っているわけではない。
答えられない場合は申し訳なさそうに黙り込み、俯いてしまう。
本来の姿は茶色の長髪に緑色の瞳を持つ16歳の少年。
身長は175cm。
・この部屋に出口はないと理解している。原理は理解していない。
そういうものだと認識しているようだ。
・おもちゃ箱の中の"兄の人形"はすっかり忘れてしまっている。見れば思い出すだろう。
・兄の名前(ユメト)と自身のフルネームは思い出せない
・自身が狂気に蝕まれているという認識は薄くあるようだが、
情動によっては掻き消えてしまうようだ。
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フルネームはユウト・クラウニー。
双子の弟として生まれた彼は、性格としては内向的で、泣き虫であった。
だが、家(祖父)により兄が"教育"のために半軟禁状態に、やがては監禁状態にされ、
兄ではなく弟の彼が「クラウニー家当主」としての洗脳教育を受けるようになる。
兄が"ひどい"扱いを受けているのだと知った彼は、兄を守ろうと必死になった。
その思いが洗脳によって歪み、壊れ、そしてそれを彼は自覚もできないままに、
兄を「自分のもの」とすることで守ろうとしていた。
16歳頃の彼はまだわずかに正気が残っているが、
歪まされた思考に阻害され、能動的な動きがほとんどできなくなっている。
なお、彼自身は10歳頃からほとんど兄と言葉を交わせていないため、
兄についての情報はどこか幼く、古いまま止まっている。
檻越しに対面はしているので、現状の姿は知っている。
壊れた弟に守られた「兄」のおおよその現状の姿は「Clown/ユメト」を参考。
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Q.願いについて
「兄さんに、会いたいな……」
「兄さんのところに、行きたい」
※「見つけてほしい」といった言い回しはしません。
Q.この場所について
「ここは僕の部屋だよ……?」
「調べる? 別に……構わない、けど……」
「出口なんて無いよ」
Q.影本人について
「名前……僕は、ユウト……」
「僕……僕は、兄さんの、弟」
「僕は白が好き。でも兄さんの黒も好き」
「紅茶はストレートが一番すき」
「お肉より野菜が好きだなぁ」
※名前は聞かれれば名乗ります。自発的には名乗りません。
また、ファミリーネームは名乗れません。
Q.兄について
「兄さんは、僕の兄さん」
「兄さんと僕は双子なんだ」
「兄さんは、黒が好きなんだって」
「兄さん……あれ、兄さんって何が好きなんだっけ……」
「兄さんの名前……なんだっけ……」
Q.兄の人形について
「……知らない」
※人形を見せずに。
「……! それ、僕の兄さん! 返して、僕のだよ、返してよ」
※「兄」の人形を見せたor修理せずに「双子」の人形を見せたとき。
「……それ、兄さんと……僕?」
※修理した「双子」の人形を見せたとき。
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"すべてを諦めて彼は笑う。自身の存在が悪いのだと彼は笑う"
一人称「僕」、二人称「君」/「お前」
Clownの世界の檻の中に座っている、「ユメト」の物語を基にした影。
銀の手枷が付けられ、檻の中に繋がれたまま、
それでも(表情は影なので分からないが)笑い、嗤っている。
はっきりとした受け答えをし、探索者にも積極的に話しかけてくる。
基本的には素直で、質問にも嘘偽りなく答える。
ただし、言い回しは煙に巻くようなのかもしれない。
もちろん彼にも「答えられない」ことはある。
物語の断片である彼は、すべての情報を持っているわけではない。
答えられない場合は「さあ、どうだっけな」「ごめん、忘れちゃった」
などとあっけらかんとして笑うだろう。
本来の姿はやや長めの茶髪に緑色の瞳を持つ17歳の少年。
身長は175cm。
Gardenの善陣営に所属している「ユメト・クラウニー」の過去の断片でもあるため、
善陣営の彼を知っている者であれば既視感を抱くこともあるかもしれない。
ただし、その言動は善陣営の彼とは似て非なるように見える。
・この部屋に出口はないと理解している。原理は理解していない。
そういうものだと認識しているようだ。
・弟(ユウト)の名前も自分のフルネームも覚えている。
が、自分の名前は最後/最期にようやく教えるかもしれない程度で、
名乗ることは好まないようだ。
・探索者を新しい監視役だと思っている。
違うと言われれば「それなら早く出ていった方がいい、殺されてしまうよ」
と答えるだろう。
・弟については檻越しに対面しているが、
弟が現状どんな生活をしているのかは把握しきっていない。
しかし「昔の僕と同じ事をされてるんだろうね」と悲しげに零すかもしれない。
・檻で生活させられるようになっておおよそ6年になる。
助けの求め方も忘れてしまったようだ。
・(GM情報)年齢でも分かるとおり、DollとClownには時期のずれがある。
探索者がDollの部屋で得た情報は、Clownにとっては全て一年前の情報になる。
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フルネームはユメト・クラウニー。
双子の兄として生まれた彼は、ヒーロー的な性格で、前向きで明るかった。
だが、家(祖父)により「クラウニー家当主」としての洗脳教育を受け半軟禁状態になり、
やがては"力が強すぎる"という理由から「道具」として監禁状態にされた。
彼が思うのは弟のことだった。
自身が当主教育から外されたために弟に被害が行ってしまったと考えている。
その思いが洗脳によって歪み、壊れ、そしてそれを彼は自覚しながらも、
「自身が消える」ことで全てが正常になるのだと信じた。
それが彼にとっての希望となり、
だからこそぎりぎりでなけなしの正気をたもっていられたのだろう。
彼が大切に思っている「弟」のおおよその現状の姿は「Doll/ユウト」を参考。
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Q.願いについて
「ここから解放されたいなぁ。こんな状態だしさ」
「そうだなあ、"死にたい"って言ったら、どうする? ふふ、半分くらいは冗談だよ」
Q.どうしてここにいるのか
「見て分かるでしょ? 閉じ込められてるのさ」
Q.ここはどこなのか
「地下牢のはずだけど、僕より君のが分かるんじゃない?」
「檻の中からじゃよく見えなくてさ」
Q.影本人について
「ただの道具だよ。名乗るものでもないさ」
「こうして人と話すのは久しぶりだなあ」
Q.「ユメト」?
「……。驚いた、どこで聞いたの?」
「やっぱり君、僕を閉じ込めてるヤツらと同じ人かな」
「まあ、どっちでもいいけどね」
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"救いを閉じ込めて彼は笑う。自身はそれに相応しくないのだと、彼は笑う"
一人称「私」、二人称「あなた」/「あんた」
Marionetteの世界の椅子に座っている、「クラーマレ」の物語を基にした影。
基本的には机に伏せたまま、探索者の方を見ようとしない。
だが、「耳がいい」ため、探索者の存在には声をかけられずとも気づいているようだ。
声をかければぶっきらぼうではあるが、返答するだろう。
ただ、あまり会話をしたくないような様子で、
質問をしても濁したり、「もういいでしょ」と言葉を切ってしまうことも。
会話を重ねて心を開けば素直に回答するだろうが、やはり「答えられない」こともある。
物語の断片である彼は、すべての情報を持っているわけではない。
答えられない場合は「ごめん、思い出せない」とどこか申し訳なさそうに返すだろう。
本来の姿は金髪に紫目の27歳の男性(オネェ)。
身長は178cm+5cmヒール。
Gardenの善陣営に所属している「クラーマレ」の過去の断片でもあるため、
善陣営の彼を知っている者であれば既視感を抱くこともあるかもしれない。
その言動は善陣営の彼と比べれば少々冷たいが、
心を開けば同じ人物のようにも感じることができるだろう。
・この部屋に出口はないと理解している。原理は理解していない。
そういうものだと認識しているようだ。
・此処は自身が所属する組織の拠点(アジト)の一室だと理解している。
だが、ここしばらく使われておらず、掃除もされていない。
基本的には自分しかこの部屋を使っていないとのこと。
・自分以外の組織の構成員は出払っている。
・組織名、組織の構成員の名前は思い出せない。
・オネェ口調になった経緯はあまり思い出せないとのこと。
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「クラーマレ」でフルネームである。ファミリーネームは持たない。
元捨て子で、一人貧しく生きていた少年であった。
スキル暴走を常に起こし、非常に生きづらい環境の中で、
(悪の)組織において「幻覚」を司る者に拾われ、「聴覚」としての役割を与えられた。
その居場所に留まれるように彼なりに努力を重ね、
そして気づかないうちに洗脳を重ねられ、
いつしか立派な「悪人」となっていた。
だが、その洗脳もいつしか解け始め、彼は悪人としての居場所を失おうとしていた。
本来の性格は穏やかで、人が良すぎるほどの善人である。
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Q.願いについて
「もう音を聞きたくない……何も壊したくない……」
「ここじゃない何処かに、なんて。無理でしょうね」
「全部終わってしまえばいいのに」
Q.この場所について
「ここは私たちの拠点よ。……最近は静かだけど」
「ええ、私以外にも人がいた。……それ以上を知る必要もないでしょ、もういい?」
Q.箱について
「それ、開かないでしょ。……失くしたと思ってたんだけどな」
「放っておいてよ。あまり見たくないの」
「……開けたくない。開けたら、私は耐えられない」
「中身が眩しすぎるのよ」
Q.箱の鍵について
「鍵は失くしたの。探したけど、見つからなかった……」
「少なくともこの部屋の中には無いと思う。違う場所で失くしたのは確かなの」
Q.箱の中身について
「あの子がくれたの。ずっと、私のことを心配してくれていた子」
「……私に触れる資格は無い」
Q.影本人について
「私は……どういった、役割なのかな……どうあるべき、なのかな……」
「……ごめん、名乗りたくない……」
「記憶が、はっきりしないの」
Q.「クラーマレ」?
「っ、なん、で……やめて、やめてよ、私を呼ばないで!」
「……どうして、私の名前を知ってるの……」
「あんまり呼ばないで。……今は、呼ばれたくない」
「え、どうして私の名前……」※心をある程度開いているとき。
「ん、なぁに?」※心をある程度開いているとき。
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