Garden


シナリオの流れ把握(GM情報)


とある辺境の田舎、花が溢れる平和な里でのお話。

その日は、"何も無い"というものが"ある"ような里では珍しく、一時の賑わいを見せていた。
「花舞祭」という、昔から里で行われてきたお祭りの日、其れが今日であったのだ。
誰かに見せるようなものでもなく、ただただ互いの交流を楽しみ合うだけの閉じられた祭事。

一年に一度だけ行われる特別事。
元は、この里を守護する「守り神」を敬い感謝する為に始まった祭りであったが、
守り神が居る事が"当たり前"となった現在、その成り立ちを皆は忘れ始めていた。

今回の祭りには、「花の精霊」という異例の新顔がいた。
そして、その花の精霊の事を里の守り神になって欲しいと言葉にした「少女」がいた。
「守り神」は「花の精霊」の事を、人となりをまだ知らず、
その力の気配、魔を祓う力が徐々に強くなるであろうことだけを孤独な地で感じていた。

「花の精霊」は「守り神」と自分が仲良くなれるかと悩んでいた。
「少女」は「守り神」と「花の精霊」が仲良くなって欲しいと其れだけを強く望んでいた。
「守り神」は自身の役割の"終わり"を孤独に感じていた。

此れは、気持ちを伝えられなかった秘密のお話。
此れは、相手に、打ち明けられなかった心のお話。
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