行こう

あの後、私は急いで危力の会議に行った。





ガチャ…





中に入って周りを見たけれど棗の姿は無かった…
どこに行ったんだろ? 



近くにいたルイに話かけた。





『棗は?』



ル「…トイレよ」



『ふーーん…逃げたんだ』



ル「え?」



『え?』



「『………』」



『そーえば今回の内容は?』



ル「“Z絶滅を最終目的とした裏征伐部隊として――”」



『…面倒ね……私もトイレ行ってくるわ』





とりあえず会議から逃げ私は特力に向かった。










































中に入ろうと扉に手をかけたら中から声が聞こえた。
この声は流架くん??





流「佐倉が穴探すの手伝う」



ス「な…何言ってんのルカくん!?そんな事してルカくんにまでもし罰則とかあったら…」




蜜「ルカぴょん……」



棗「………俺ものった」



「「え…棗」」



棗「あるかどーかも分かんねー穴の事でガタガタと…ダべってる暇あんなら穴の存在、確かめる算段つけてる方がよっぽどマシだろ」



殿「そー簡単にこーゆー事を」



棗「うるせー日和見じじい」





あらあら…殿内ドンマイ



多分、協力するんだろうなぁー
殿内とか翼とか…



なら私は私なりに頑張るか…





うーーん…
高等部の中で待つか……



あいつらがここに来るまで時間あるし…
あ!生徒会室で待とー!!



どうせ暇だしっ





コンコン…





『誰もいないよねーー…んじゃ侵入しますか』





ポケットからピンセットを出して鍵穴に差し込みカチャカチャと適当にいじる…






カチャカチャ…カチャカチャガチャ





『お!あいた…』





がちゃ…





中に入ったら昴がいた…
え?私ノックしたよね??





『なんで居るのよ…』



昴「俺がここにいてもいなくても俺の自由だ」



『いや…うん…そうだけど…』



昴「実奈こそなんでここにいるんだ?」



『用事よ…つかいるなら鍵開けなさいよ』



昴「……」



『ムシかこら!』





昴にイラつきつつも私は衝立で見えないように本棚にもたれる…
あ?危力の会議なんて知らないわよ?



できればあんなプロジェクト参加したくないし!



そんな事を思っていたら生徒会室の鍵がガチャガチャと音をたてた…





『来たか…』



昴「…ハァー」





何かため息つかれたけど知らんふり…



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