守る者

あれからどれくらい寝ていたのか分らないがすごく良い夢を見た気がする。
暖かくってホッとする…そんな夢を…





『さ…行くか』





立ち上がって棗の所に行こうと足を進めた瞬間





ウーーーーーーーーーッ





とサイレンが鳴りだした。





嫌な予感がする…
私は初等部から本部に急いで向かった…







































本部に着いて直ぐに放送がかかった





≪全教員、全本部職員に緊急連絡たった今“学園内に侵入者2名”の情報あり共に能力者うち1名は例の女性である模様、進入経路は一切不明…現在護送車方面に逃走中の事からZのメンバーの可能性大≫





『………来たか』





侵入者がどうなったか知るためには…
先生達が集まっているであろう職員室に行くしかないな





職員室に入って直ぐにまた放送がかかった。
放送の言葉は何となく聞いておく事にした…





ジッとモニターを見ていたら映像が映った。





鳴海は………うん、まぁ予想はしてたけど出ていくなよ
行きたくなるのは分かるけど…





私は蜜柑と蛍ちゃんが護送車付近にいると聞いてテレポートのアリスを使った。



アリスがバレるかも?



んなもん知らないわよ。
自分の後輩助けらんないで先輩できるかっ





神野と野田先生が私に向かって何か言っていたが気にしない
私が全能のアリスだって知ってるのあの人達だけだったわね…



とか呑気に考えていた。





アリスを使って蜜柑達の所に着いた…




『みかn「いたぞ」なっ』





Zの人が蜜柑の後の人を撃とうと銃を向けた…





ダンッ




蛍ちゃんは蜜柑を庇うように倒れた…
いや、庇った………





『蛍ちゃん!!?』



蜜「蛍………?」



『っ!!蜜柑…蛍ちゃん連れて病院に行くわよ!!』



蜜「………」





蜜柑は放心状態
蛍ちゃんは重体
私は…無力だ。



とりあえず癒しのアリスを使いながら蛍ちゃんを背負う…
蜜柑を無理矢理立たせて抱きしめて私はテレポートを使って病院に向かった。




















病院について蛍ちゃんを医者に見せた。



私は蛍ちゃんにアリスを使いながら本部に連絡を入れた…蜜柑はまだ動揺している。



まぁ、当たり前か…



蜜柑を一人にするのは気が引けたが蛍ちゃんのが重体な為医者と一緒に手術室に入った。





『ごめんね…ごめん…』





本当なら私は蛍ちゃんの立場なのに…



そう思っていたら昴が来た。





昴「………」



『………』





お互い無言でアリスを使う。



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