ふわあ〜あ…あー良く寝た。それにしても今何時だ? 時計を見るともう昼近くの11時になっていた。それにしても随分と寝たものだな… 今日はバイトも休みなので家でゆっくり出来る お昼はどうすっかなー…めんどいし適当にコンビニ辺りでご飯でも買いに行こうと思ったところで、俺は…重大なことを思い出す そういや財布と携帯亡くしたんだっけ… 眠気が覚めたからだろうか、昨日起きたことが徐々に思い出してくる そういや昨日変な奴に後をつけられたんだっけ、しかも変態に どうしようか今から携帯と財布を探しに昨日来た道を戻るか?でももし奴がいたら…しかし財布がないと非常にこまる。常にギリギリの生活をしていた俺は貯金がないのだ…しかもまだ次の給料日まで長い …今の時間帯なら人通りも多いし…だ、大丈夫だよな? もしかしたら親切な人が交番に届けてくれてるかもしれないし… きっと大丈夫そういい聞かせ俺は玄関のドアを開けた…まではよかったのだが 「何これ…」 玄関先に黒い袋に包まれた何かが置いてあった。しかも袋にはメモ用紙が付いており高橋圭様へと書かれていた これ名前が書いてあるし、どうみても俺宛だよな…なんで玄関先にこんな怪しい者が置いてあるんだ ハッキリ言って気持ち悪い… 俺は恐る恐るそれを手に取り中身を開けた 「嘘…」 中を開けたらそこには財布と携帯が入っていた わざわざ誰かが届けてくれたのだろうか…でも一体誰が… とりあえず財布の中身を確認する。どうやらカードや現金は大丈夫なようだ |