グラップラー刃牙、鑑賞
2013/04/11 01:30
オレンジの髪を背中まで伸ばし、すっきりとした鼻梁に、薄っすらと色づいた唇、色白で形の良い頭。
……が生えている、丸太のような体…。
それが医者兼格闘家、鎬紅葉である。
そんな紅葉を見て思い出す、小説がある。
それは「やさしい竜の殺し方」川で水浴び中のアーカンジェルとドウマの会話。
ドウマ「しっかり筋肉がついてるのに細いなと思ってよ」
アーク「当然だ。お前の体に私の顔がついていたら気持ちが悪いだろう」
ドウマ「…そうだな」
的な会話があった。
ドウマには想像できたようだが、涼恣には正直、全くもって思い描くことは出来なかった。
……ここにいたよ。
ドウマ、きみの気持ちが、少し理解できたよ…(遠い目
声も宮本充さんで品のいい感じで、それこそこれでもうちょっと細かったら弟(昂昇)にがつんがつんされればいいよ!とか思ってみてた。
いや、今もそんな目で見てるけど。
#31「超えるべき者」
昂昇(兄の肌…兄の肉…兄の骨…、肉親の体と言うものは、こうも他人と感触が違うものか……)
超肉体、紅葉の繰り出す最強の技を全て受けきり、ぼろぼろの体でなおにじり迫り、兄を闘技場の端までに追い詰める弟。
昂昇「アニキの敵は、俺が打つ!!」
紅葉「ズキュウウウウン」
朦朧とした意識の昂昇を強く抱きしめ、
紅葉「偉大なる我が弟よ。あとは、任せたぞ…」
↑……見てもらえればわかる、純然たるただの現実だ。
ドーピング(妄想処理)など一切使用していない。
無論、セリフなんて一文字たりとも改竄していない。
なんてことだ。
もっとやれ。
そう思って見ていたら…あった。
次戦、
対戦相手ズールに騎乗位で首筋に噛み付かれた刃牙は、そのままゆっくり上体を起していく。
太腿を抱えて腰を密着させたまま立ち上がり…。
するとアラ不思議。
駅弁が完成する。
↑これもただの現実。
前から(純粋に)ちょっと気になっていたグラップラー、こんな楽しみ方ができるとは。
恐るべし、地上最強の男達…。
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