main | ナノ




ずっと、永遠に





俺はアジトには戻らず、広い場所へ向かった




そこへ飛段を横たわらせ、

己の火遁で焼く










涙が出たような気がしたがそんなのは気のせいだった










焼き終えると、

そこには白く綺麗な飛段がいた



装束を少し破き、飛段を丁寧に集め、包む













ガリッ…





その中の小さな一粒を口の中へ入れ

ゆっくりと噛み砕き

唾液と共に胃へ流し込む














なあ、飛段

俺の中の居心地はどうだ?




俺の中に入り込んだお前は


俺の血となり

肉となり

骨となり






俺の中で永遠に生き続ける





これで、お互い寂しくないだろう?


















「それにしても、お前って苦いんだな」


























「うるせえよ角都」















声が聞こえたような気がした














そして、俺たちは歩きだす



ずっと、永遠に










fin.


____________________


原作沿いに見せかけてちょっと違うという…w

私にしてはなかなか長く書きました!



   

back to main





「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -