怒涛の一日が終わった翌日。わらしは朝から気怠い体を起こし、時計を見てラーイに一言。
「今日は欠席するね…」 『もう一限始まってるよ』
再びベッドに逆戻り。全身がとにかく熱かった。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
昼休み。いつものようにコンビニのパンを口にしていた遊作の横で、島が大袈裟な溜息をつきながら突っ伏した。
「はぁ〜…」 「…………」
が、当然遊作が島に声を掛けることはない。無視をしてネットニュースを徘徊していたら、再び大きなため息が。遊作は面倒くさそうに視線を向けた。島が恨めしい目で遊作を見ていた。
「おい藤木、人がこんなに落ち込んでるのに無視するなよ。せめて『大丈夫か?』くらい聞けって」 「……」 「また無視かよ!」
島が怒ったが、遊作としては口に物が入っていたので不可抗力だと思った。 しっかり咀嚼し飲み込んでから、面倒くさそうに口を開く。
「大丈夫か」 「なんっつー棒読み…」
島は先ほどよりも気力を削がれた気がした。
「あーぁ、こんな不愛想な奴でさえ学校に来てるっていうのに、なーんで屋敷先輩は欠席なんだか…」 「! …来ていないのか」 「何だよ。珍しく話に食いつくじゃねーか」
何となく面白くなさそうな顔で遊作を見る。
「そうだよ、屋敷先輩は今日休み。一日一度はあの顔を拝みに行ってるのに、屋敷先輩のクラスメイトから今日は休みだって聞かされてさ。もー朝から気分もどん底!」 「…お前、先日ファンクラブの件でこってり絞られたんじゃなかったか?」 「何を! 例え教師に怒られたところで、屋敷先輩のファンクラブは無くならないぜ! ただまぁ、色々言われちゃったのは本当だからな…今は規則を見直してるところなんだ」 「………」
『あらら、こいつらぜーんぜん懲りてないの…』とは、鞄の中で待機しているAiの言葉であった。 その後も島はファンクラブの在り方やわらしのことについてあれこれと語っていたが、既に遊作の耳には入っていない。昨日の一件があったばかりである。遊作はどうしてもわらしのことが気がかりだった。
(怪我が痛むのか…?)
包帯を巻いていたのは足だけだったが、もしかしたら予想以上に重傷を負っていたのかもしれない。春の一件では一カ月を病院で過ごしたことも言っていた。そう考えると、遊作はどうにもわらしのことを考えずにはいられなかった。
『なぁ遊作、放課後わらしちゃんのお見舞いにいこーぜ』 「…だが昨日の今日でまた家に行くのは、」 『なーに言ってんだよ、見舞いは別だろ! わらしちゃん一人暮らししてるって言ってただろ。そんな時に行かないでどーすんだ』
Aiの言うことはもっともである。 結局、遊作は放課後、昨日訪れたばかりのわらしの家を再び訪問することになった。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
ベッドに横になりながら、わらしはどうしてこんな目に遭っているのかと、疑問を通り越して悟りの境地にさえ達していた。
「全く、お前ときたら、どうして事がすべて終わってから連絡してくるんだ。何かあったらすぐに連絡しろといつも言っているだろう」 「あ、はい…すんません…」 「一人暮らしを始めて半年も経たないうちに怪しげなオカルト集団の組織に目を付けられて? 勧誘が鬱陶しいから本拠地を潰しに行ったことは、それで目的を完遂できるだけの実力があれば大目に見るが、案の定罠にかかって二日間生き埋め。その後一カ月の入院。おまけに組織のトップは取り逃がして自分は転居…」 「………」 「どこをどう見繕っても、無茶無謀な行動だとしか言いようがない。何を考えているんだ、お前は」 「弁解の言葉もないです…」
ベッドの上でひたすら謝罪するしかないわらし。 相手はわらしの後見人であるエド・フェニックス(25)。血縁上ではわらしの従兄弟にあたるが、両親に親権を放棄されたわらしを叱れる唯一の存在である。 昨夜、今まであったことを意を決して報告した――もちろん、遊作がPlaymakerであることや、遊作との間にあったあれこれは割愛して――わらしの元へ、プロリーグの合間を縫って文字通り飛んでやってきてくれた。数時間後にはまた空の上に行かなければならないらしいが。 訪ねてきて早々、熱で寝込むわらしの横で延々と説教を開始したあたり、彼も大分頭にきているようだ。
「ほんと…ごめんなさい」
わらしが殊勝な態度で謝ると、エドは頭を振って溜息を吐いた。
「…あとの処理は僕がしておく。お前は夢の中で大人しく反省でもしていろ」
そう言うと、さっさと寝室から出て行き、どこかに電話を掛け始める。曲がりなりにもプロデュエリスト。世界中のあちこちにツテがあり、アルカディアムーブメントの残党処理に使える人脈も揃っていた。万が一を考え、できる手は打っておく。 そうして再び寝室に平和が戻ってきたわらしは、熱でぼうっとする瞼を閉じ、改めてまどろみの中へと意識を落としたのだった。
次に目を覚ましたのは、アフタヌーンティーに相応しい時刻だった。わらしはベッドから起き上がると、リビングにて水分補給をする。エドはパソコンで何かを打ち込んでいるようだった。珍しく眼鏡をかけている。 わらしの方を向かないまま、エドは聞いた。
「調子はどうだ」 「なんとか。熱は下がったみたい」 「そうか」 「何してるの?」 「次に発表する書籍の原稿を打っている」 「ふーん」 「ちなみにタイトルは“『強くなったな』と言えるデュエル指導”だ」
過去の実体験に基づく作品らしい。相変わらず色々な方面に手を伸ばしてるよな…と思いながら、わらしは汗を流すためにバスルームへと向かった。 一方エドは原稿を打ちながらも時折時間を気にする素振りをする。本当ならば久しぶりにわらしと夕食を共にしたいところだが、それではフライトに間に合わない。適当なところで退散しなければならないだろう。 残念、と諦めいた頃、呼び鈴が鳴った。
「…セールスか何かか? 全く、これがあるからセキュリティ万全のマンションに住まわせていたというのに…」
わらしが勝手に引っ越したせいで、いちいち対応しなくてはならない。 エドはため息を吐きながらインターホンを取ると、聞こえてきたのは若い男の声だった。
「はい。どちら様?」 『(男の声…?)…藤木遊作です』 「藤木遊作…、あぁ、君か! ちょっと待ってくれ」
通話を切ると、エドはすぐに玄関へと向かった。 昨夜、わらしからアルカディアムーブメント襲撃の話を聞いた時、エドは遊作の名前を聞いていた。わらしを助け、わらしの持つ力について知ってしまったという同級生だ。是が非でも会って礼を言わなければならないと、珍しく保護者気どりな感情が芽生える。 玄関を開けると、遊作が驚いた顔をしてエドを見た。
「やぁ」 「どうも…」 「わらしから話は聞いているよ、藤木遊作くん。中に入ってくれ」
家主の了解を得ることなく、中に招き入れる。 遊作は思いもしなかったエドの存在に戸惑いを隠せないが、遠慮がちに中へと入った。リビングにわらしの姿はない。
「どうぞ座ってくれ。わらしはちょっと席を外しているが、すぐに戻ってくる。お茶でいいかな?」 「…お構いなく」 「まぁ楽にしてくれ」
エドは勝手知ったる様で、遊作の前に紅茶の入ったティーカップを置く。 遊作は前を見て座っているが、プロデュエリストの貴公子の名を持つエドを前にして、どこか居心地の悪そうな様子だった。相手が年上の男性ということも影響があるのかもしれない。 エドが遊作の持つ物に目をやり、呟く。
「花に手土産…、見舞いに来てくれたのかな?」 「あ、はい」 「ありがとう。わらしもきっと喜ぶ。申し遅れたけど、僕はエド・フェニックス。これでもプロデュエリストをしている…わらしの後見人だ」 「知っています。…前に、“『それはどうかな』と言えるデュエル哲学”を読みました」 「そうか。ありがとう。今度新しい本を出すから、よければプレゼントするよ」 「ありがとうございます…」
そこでバスルームの方からガチャガチャと音が聞こえてきた。エドは席を立ち、そちらに向かう。バスルームに隣接した洗面所のドアを叩き、声を掛けた。
「わらし、友達がお見舞いに来てくれたぞ」 『えっ…、わかった。って、勝手にインターホン出ないでよ。エドは有名人なんだから』 「はいはい」
わらしの注意も軽く受け流し、エドはリビングに戻る。残されたわらしは、洗面台に向かいながら、友達ってももえかジュンコかな?と考える。待たせてはいけないと、髪を乾かすのもなおざりに、胸元がざっくりと開いたルームウェアの上に軽くガウンを羽織っただけの格好でリビングへと急ぐ。
「ごめん、お待たせ」
開口一番、そう言ってみたのだが。
「!」 「え!?」
そこには予想したももえやジュンコの姿はない。制服姿の遊作がエドの前に座っていた。
「な、何で遊作くんが…!」
わらしは混乱のあまりにその場で固まってしまう。一方、遊作は一瞬目を見開いた後、慌てて視線をそらした。 エドが紅茶を口にしながらのんびりとした口調で諭す。
「わらし、その恰好は遊作くんには刺激が強すぎるみたいだぞ」 「え? っ…、!」
反射的にガウンを掴んで前を隠すように寄せた。わらしはエドに向かって抗議の声を上げる。
「エド! 友達って、遊作くんだってどうして言ってくれなかったの…!?」 「会えばわかるだろ。そんな恰好で来るわらしが悪い」 「だって…てっきりももえかジュンコだと思ったんだもん」 「僕は一言だって女の子の友達が来たなんて言っていない」 「うぅ…」
完全論破。 わらしとエドのやり取りを見守っていたラーイは、いつものように呆れかえって呟く。
『わらしの考えなし』
わらしは、着替えてくるからちょっと待ってて!と叫ぶと寝室へと駆け込んで行った。リビングに沈黙が漂う。先に口を開いたのはエドだった。
「考えが足らない娘で申し訳ないね」 「………いえ、」 「まぁ娘っていっても、書類上のもので、僕としては手のかかる妹を預かってるようなものだから。遠慮せず口説いてくれて構わない」 「……、は?」 「おや、違ったか? ということはまだあの子の片思いか…。いや失敬、忘れてくれ」 「あの……、」
『うわー、こいつも人の話聞かないタイプかよ…』
なんで遊作の周りにはこんなやつばっかなの、とAiは内心呆れていた。遊作も、顎に手を当てて何やら考え込んでいるエドの前で、言葉が見つからなかった。この後見人には色々と誤解されている気がする。そう思うも、否定するだけ無駄な気がして、遊作は黙るしかなかった。出会ってまだ数分であるが、遊作はエド・フェニックスという人物の持つ癖を理解しつつあった。 ややあって、再びリビングに姿を現したわらしが、恥ずかしそうに「お待たせしました…」と言って入ってきた。
「あの、遊作くんほんとごめんなさい。あんな格好で…」 「……いや、(どうコメントしたら良いんだ)」 「えっと、お見舞いに来てくれたんだよね? ありがとう」
恥ずかしさを紛らわすように礼を言い、二人の傍に寄る。
「…これ、」
遊作は思い出したように、持参したミニブーケとりんごの入った袋を差し出した。 わらしは目を丸くしつつも、すぐに破顔した。
「ありがとう」
ちなみにこれらは、Aiが持っていけとしきりに主張したものである。遊作は当初手ぶらで訪問するつもりだったが、全力で阻止されたのだ。
(あいつでもたまには役に立つことがあるのか…)
わらしが喜ぶ顔を見て、遊作は珍しくAiの評価を書き換えた。 受け取ったブーケをすぐに花瓶に移し替えようと動くわらしを見て、エドも席を立つ。
「それじゃ、僕はそろそろ行くよ」 「え? もう帰るの?」 「フライトの時間が迫っている。わらしも回復したようだし、遊作くんがいるなら安心だ」
ただし、今度また何かやったらその時は連れて帰るからな、と強調して。エドは去って行った。 見送ったラーイが一言。
『相変わらず嵐のような人だね…』 「まぁ、悪い人じゃないんだけど」
改めてリビングで二人っきりになった遊作とわらし。向い合わせのソファに座り、顔を合わせる。
「…体調はどうなんだ? 熱が出たって聞いたが…」 「え? うん、おかげさまで、この通り…明日には学校行けると思う」 「そうか」 「うん」 「………」 「………」
会話が続かない。無理もない。昨日の今日で話すこともないのだ。
「………」
わらしも困ったように遊作から視線をそらした。すると、遊作の後ろにいるファイアウォール・ドラゴンと目が合って、ドラゴン特有の動きで挨拶をされる。その愛らしい姿を目に留めて、わらしはついつい手を振ってしまった。
(ドラゴンって、体は大きいけど優しい子が多いんだよね…)
わらしはドラゴン族、もしくはドラゴン族ではないがドラゴンの姿をした精霊が好きだった。
「……何をしているんだ?」
そんなわらしを、遊作が怪訝そうな顔で見ていた。
「あ、ごめん。遊作くんのファイアウォール・ドラゴンと目が合っちゃったから、ちょっと挨拶をって…」 「……あぁ、」
遊作は納得した。しかし遊作が横目で自分の背後を見ても、当然その目にファイアウォール・ドラゴンの姿は映らない。 わらしはお節介かもしれないことを承知で、「あの、私が遊作くんのファイアウォール・ドラゴンを召喚してみようか?」と尋ねた。
「あんたが俺のファイアウォールを?」 「うん。実体化した方が、遊作くんにもファイアウォール・ドラゴンのこと、よくわかってもらえそうだし」 「いや…、」
結構だ、と言いかけて遊作は躊躇った。少し考えて、「そうだな。やってみて欲しい」と頼んだのだった。 わらしは嬉しそうに頷くと、遊作から預かったファイアウォール・ドラゴンのカードをディスクに通す。
「出てきて、ファイアウォール・ドラゴン」
デュエル中ではないからか、比較的弱い衝撃を伴って、ファイアウォール・ドラゴンが遊作の前に実体化された。遊作の姿を前にして、ファイアウォール・ドラゴンは甘えるように首を伸ばして擦り寄る。
「ファイアウォールに触れる…、」 『もう科学もビックリなちょーカイキゲンショウ…』
遊作はファイアウォール・ドラゴンの頭を優しく撫で、感慨深そうに呟く。
「リボルバーとのデュエルの時は、お前がいてくれて助かった…」
ファイアウォール・ドラゴンは益々喜んで、羽を広げる仕草を見せた。風圧で部屋の中の物が散乱しかける。遊作は思わずびっくりしたが、わらしは気にしていなかった。遊作とファイアウォール・ドラゴンとの間にある絆の深さをかみしめて、穏やかに告げる。
「あのね遊作くん。カードの精霊はみんな、所有者のことが大好きなんだよ」
にっこり。笑顔で告げたわらしを、遊作は少しだけ温かい気持ちで見つめていた。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
それからわらしは、学校で遊作に会っても話しかけることはなかった。遊作が目立ちたくないと言っていたのを、汲み取ってのことだ。しかしわらしと遊作は元々学年が違うので、早々会うことはない。 けれど、わらしは良く遊作を見かけた。朝の登校中に、移動教室の際に、昼休みの廊下で。 その度にわらしは遊作へと視線を向ける。遊作から返ってくることはないのだが。
「…見てるわね」 「見てますわね」
そんなわらしの様子を、ももえとジュンコが気付かない訳がない。 二人は事あるごとに足を止め、遊作へと視線を向けるわらしを見て、コッソリ確認し合っていた。
「ねぇわらし、あんた例の一年生のことが…好きなの?」 「へっ?」
帰り道、ジュンコが単刀直入尋ねると、わらしはとても驚いた顔をした。
「一年生って、遊作くんのこと?」 「そう、その藤木遊作のこと」 「やだ、ジュンコ…それ勘違いだよ。私別に遊作くんのことが好きな訳じゃ…」 「その割には、良く見てますわよね? 休み時間、移動教室ごとに」 「え?」
ももえの指摘にわらしはポカンと口を開ける。 ジュンコが表情をこわばらせて問う。
「まさかあんた…自分じゃぁ気付いてない、ってことないわよね…?」 「え…でも……、あれ? 私、そんなに遊作くんのこと見てる…?」 「見てる? じゃないわよ、もう常に意識しまくり!」 「わたくしたちの会話なんてそっちのけであの方のことを見つめていらっしゃるんですもの。自覚して欲しいですわ」
ももえがちょっとつまらなさそうに拗ねた口調で言う。 わらしは慌てて弁解した。
「ごめん、二人のことないがしろにしたつもりはなかったんだけど…」 「無意識か。ほーんと、タチが悪いわよね」 「ごめんって。それにほんと、遊作くんのことは……好きっていうか、何だろう……憧れ、みたいな感じかなぁ」 「憧れ? 一年に?」 「うん。まぁ、今まで色々助けてもらったことがあって…、凄いな、頼もしいなって。優しいし、私のこと、一人の人間として認めてくれるし…それで何か気になるっていうか…」
「………」 「………」
ももえとジュンコは再び顔を見合わせる。 ややあって、ももえがゆっくりと口を開いた。
「ねぇわらしさん。好きと憧れって、似ているようで違いますわ」 「え?」 「どちらも相手を尊敬して思いやる気持ちの表れですけど…」 「その二つには、大きな差があるのよ」
「あなたが藤木遊作に抱いている気持ちは、どちらですの?」
移動教室の時、教科書を持って歩いていると、グラウンドにいる遊作を見かけた。普段は見慣れない体操服を着ている。 わらしは歩きながら、その姿を見つめている。もしかしたら、こっちを見てくれるかもという期待を抱いて。
(あ)
遊作の顔がこちらを向いた。
(今、目が合った…)
遊作はすぐに目をそらしたが、少し周囲を見回した後、コッソリとまたわらしの方を見た。そして誰も見ていないことを良いことに、本当に小さく、わらしだけにわかるよう、手を振ってくれた。
「!」
わらしも慌てて振り返す。が、遊作の視線は既にそこにない。 わらしは逃げるようにその場を離れながら、ドキドキする気持ちを抑えきれないでいた。そして気付く。
(あぁ、そうか)
ももえとジュンコが言っていたこと。 わらしは単なる憧れという言葉で気持ちに蓋をしようとしていたけれど、そうじゃない。気になったのも、遊作のことをもっと知りたいと思ったのも、きっと心の底に芽生えた感情が理由だった。 いつだって、わらしは自分の心の思うがままに行動してきた。だからきっと、今回だって。間違いなく。
(私、遊作くんに恋してるんだ)
新しい感情が、わらしの中に芽生えた。
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