選択ミッション




「アルクノア!?」



ジュードが、アルクノアという名に反応した。それは前作エクシリアでよく聞いた組織の名前だった。



ジョルジュ
(選択ミッション)




アルクノアは、リーゼ・マクシアとの和平に反対するテロ組織らしい。クランスピア社が和平政策を支持しているから目の仇にしているらしく、現在乗っている列車をアスコルドに突っ込ませるつもりだろう…とビズリーは言った。


(やばいじゃん、大変じゃんそれ!)



「列車を止める!」


ルドガーの言葉に少女は「できるの?絶対?どうやって?」とルドガーの手を掴む。これは、きっとゲーム本編が始まってしまったことになるんだろう。だって、日常が日常じゃなくなっていくのがわかる。
20年経ち、始まるのだ。この物語が…ルドガーの選択が。

この少女に出会ったことも、ジュードがいることも、そしてビズリー、社長と会ったことも。

これは仕組まれた何か。

すなわちゲームが始まったということだ。ルドガーの話すことは、この物語の重要ポイント、「選択」なのだろう。その「選択」によって変わる物語を、私は、


(見届けるために、いるのだろうか)


話は進んでいて、先頭車両を抑えることになり、ルドガー、少年(ジュード)が行くことになった。


「僕はジュード・マティス。よろしく、ルドガー、ルリ」
「よろしく、ジュード」


「、急ごう!」


私は、私も、

…行こう。

全てを見よう。例え辛くても、悲しくても、負けそうになっても。

私がここに来たのは、間違いなく見届けるため。

ルドガーの双子となったのには、きっと意味がある。


やろう、私も。
進もう、一緒に。


これが私の、最初の「選択」だ。


(06 選択ミッション)

20121109
20121110/修正

み、短い…!
ゲームを進められないという問題。ちゃちゃっとChapter1を終わらせてしまおう。