お月見ドロボウ@
ピンポーンとチャイムが鳴る。
誰だろうと思い、戸を開けると、そこには見知らぬ子供たちがいた。
「ん?おまえら、誰だ?」
「お月見ドロボウだよ!お菓子くれっ!」
如何にも生意気そうな少年が、手を差し出してきた。
それに続いて、周りの少年少女も手の平を出した。
ナルトは頭を掻く。
「あのなぁ、お前ら。お月見ドロボウってのは、玄関先とか、庭とかに置いてあるお菓子を取って行く行事だろう?これじゃ、ハロなんちゃらと同じじゃねぇか」
「なにそれ?今はこういうルールなんだよ!」
「そうよ、そうよ!」
「にいちゃん、お菓子くれっ!」
ナルトの説教に聞く耳を持たない子供達。
ナルトは、軽くジェネレーションギャップを感じつつ、取り敢えず、台所の戸棚に会ったせんべいを渡した。
end
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