快楽を呼ぶ悪魔 | ナノ

快楽を呼ぶ悪魔

05


「はじめに……テストでお前が間違えた、この問題だ」

「ひ、あ・・・や、はあっ」

「ちゃんと見直しをしていれば解けるだろ?今日の授業でも、答え言ったしな?」





今日の授業……。
ヒロ兄のことで頭いっぱいで、聞いてなかったっ。


「や、はん・・・あ、あぁん……」

「答え、言って?この関数の答えは?」

「わ、かんな・・・っ……ひいっ!?」


ヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴ……!


カチって音が鳴って、膣に入っているバイブの振動が激しくなった。


「ああぁっ!や、ひゃああんっ!!」


体が、弓なりに反った。
激しい震動が快感とともに全身をめぐる。


「わかんないって……。さっき、答え言ったっつの」

「ひゃ、あ・・・ごめ、なさ……あぁあんっ!!」


ヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴ……!


「第2問な?少し、易しくしてやるからがんばれよ?」


「ひ、う・・・あ、あっ……」





がんばれって言われても…っ!
ただでさえ数学は苦手教科なのに……。
こんな状態で、考えられないよっ!


案の定、先生に突きつけられた問題に、あたしは首を振った。


「答える気、ない?」


カチッ


ヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴ……!


「いやあぁあんっ!!や、な・・・に、あ、ひゃああっ!?」


先生がため息と同時にスイッチを押し上げた。
カチって音が鳴った瞬間、ナカの振動が一層激しさを増す。
あたしは、体をくねらせて、なんとか快感から逃れようと動きまわった。


「い、やああっ!や、あン・・・ら、やらあっ!!」


「勉強は、したくない?性の勉強のほうがお好みかな?」





先生が、パタンってテキストを閉じた。
そして、バイブを手に取る。


ジュブ…ジュ、ジュブ……


「ひ!?あ、あぁあっ!や、ひゃあんっ!」





手に持ったバイブを、上下にこすられる。
振動が奥をついて、あたしはもう喘ぐことしかできなかった。


「雪村、かわいいなあ……」

「ふ、あ、っ・・・あん。だれ、かあっ……」

「校舎と離れているから。助けは来ないよ?」





先生がふと、そんなことを言った。
そこで、あることに気がついた。





……助けは、来る!





「し・・・んっ……」


あたしは、紳の名前を口にした。


「…………っ」


確か、【#】だよね。
あたしは、先生にばれないように、携帯を開いた。
縛られているけど・・・不幸中の幸い。
手首から先は動くし、携帯はスカートのポケットの中に入っている。
なんとか……携帯を掴むことができた。


指が、震える。
その間にも、快感はどんどん増していた。
早く・・・早く、紳を呼ばなきゃっ!!


「く、う・・・っ。あ、ああぁん・・・」

「……ん?」


携帯を開いて、ボタンをまさぐっていると、先生が、ふとあたしの手を見る。
……気付かれた!


「ふふ。雪村・・・紳を呼ぶつもり?」

「ふ、う・・・っ、あ、ああぁんっ!」


グリュ…


先生が、バイブを膣の深いところに押し込む。
体が跳ねて、携帯が手から滑り落ちた。


カタン、





無情な音が、室内に響く。


「逃がさないよ?」


先生がクスって笑う。


「・・・あ、あぁああん!」





体が、大きく跳ねた。
な・・・なに?なに!?


ク、クリュ…


「ひああっ!あ、あ、や・・・なに!?・・・や、やらあっ!」





なにをされたか分からない。
先生が、膣から上にあがったところ……そこのあたりに、なぜかあった膨らみを摘まんだ。
その瞬間、体が大きく跳ねて、快感が脳天にまであがってくる。


「あれ?クリトリス触られたの、はじめて?」

「へ、く…くり?や、らあっ・・・あ、あっ!」

「そっか。教えてあげる」





先生が、ほほ笑んだ。


クリトリスと言われたそこを、なんども擦るように弄られた。
ときに摘ままれて、コリコリって刺激されて……。
その度に、口から嬌声が漏れて、体が大きく跳ねた。


紳・・・。助けて……。





「クリトリスは、女性の性感帯でもっとも敏感なものの一つだ」

「や、あ、あっ・・・あん、ああぁっ」

「ここを刺激することによって、オーガズムに達する女性も少なくない。……雪村?」


先生が、あたしの顔を覗きこんだ。
もう、なにも聞こえない。
快感だけがあたしを飲みこんでく。


「ははっ。雪村、イったことある?」

「ふ、あ…あっ、あん、も、やあ・・・」

「イってみようか?」


先生が、クリをきゅってつまんだ。
バイブも上下にこすられて―――。


「や、な・・・あぁっ!めっ!だめっ!なんか・・・くるっ!」

「うん。……イけ」





と。
快感が、下半身から全身にめぐってくる。
腰が、跳ねて、頭の中が真っ白になった。
手足の先が、痺れるみたいな感覚。


それから――、





「やあ、っあぁ――っ!!」





ひときわ高い嬌声が、口から洩れる。
あたしは……イってしまった。



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