快楽を呼ぶ悪魔 | ナノ

快楽を呼ぶ悪魔

06


グチュ、クチュ・・・


「ん、っ・・・ふ、ぅっ…」


先輩のモノが質量を増す。
苦しくて、苦しくて・・・。あたしは涙を流しながら、呻くことしかできなかった。


「ん・・・っ……」


しばらく咥内を犯されたあと……。
先輩のモノが、咥内で大きく震えた。
と同時に、熱い液体が口内に注ぎ込まれる。


「んんん!?ひゃぅ、んぐっ」


驚いて、口からモノを吐き出そうとした瞬間、先輩の手が、あたしの髪を引っ張った。


「飲め」

「ん…ぐ、う…」


いやだよ……。
なんで、こんなことに・・・。
まずい、苦いっ・・・。
気持ち、悪い……!!





あたしは、泣きながら先輩の白濁した液体を飲みこんだ。
先輩は、あたしの髪を引っ張りながら頭上でにやにやと笑っている。


悪魔だ……。
きっと、ほかの女の子にも、こんなことしてたんだっ。





先輩が、あたしの髪の毛から手を離す。
あたしは先輩のモノを吐き出すと、先輩を睨みつけた。


「こ、こんな・・・こと、なんで……!?」

「んー?そんなこと言ってる余裕、あるわけ?」


先輩が、座り込むあたしを組み敷く。
そのまま、ジャージをひきはがされた。


「や、きゃああっ」

「今度は下の口だ。……まさか、こっちもはじめてかな?」


やだっ、やだっ・・・!!
いやだあっ!!!


「なんだよ・・・。全然濡れてねえな。ま、すぐ濡れるだろ」


先輩は、そういいながら再度立ち上がった自分のモノをあたしの秘部に近づけた。


「上の口はいまいちだったけど……。この体格とこの様子じゃ、締め付けはいいだろ」


先輩が、にやって笑う。





もう……だめなの?
あたし、この人に犯されちゃうの?





……ヒロ兄。
あたし、もし願い事がかなうなら。
もし、わがままを言ってもいいなら、あなたと繋がりたかった。





あたしは、ゆっくり目を閉じた。











――あ、あれ?
時間が経っても、先輩のモノは、あたしの中に入ってこない。


「……大丈夫、か?」


聞き覚えのある声が、上から降ってくる。
……え?


柊先輩とは違う声。
あたしは、瞑っていた目を、ゆっくり開ける。
……し、紳・・・!?


周囲を見渡すと、案の定世界から色が消えてる。
時間が、止まってる!





「紳……、」

「こんな、分かりづらい場所で襲われやがって……探した」

「し、紳!わあああんっ!!!」


助かったんだ!あたし!!
あたしは、解放されたのがうれしくて、思わず紳に抱きついた。


「な、なん・・・!?」

「あ、ありがと・・・怖かった、あっ」


ぼろぼろと、涙がこぼれる。
紳が、おろおろしながらあたしの頭に手を置いた。


「わ、ああん・・・、ふぅ、わああんっ」





あたしが泣き続けてる間・・・。
紳は困ったような顔をしながら、不器用にあたしの髪をなでていてくれた。



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