かえりみち

普段どおりでも構わない。
いつものメンバーでいつもの道を歩くのも凄く楽しい。
でも、その日はいつもと少しだけ違っていた。

 かえりみち


朝、緑川と教室で話していると、不意に携帯がなった。
「?」
「大夢、電話?」
「ん?メール…ヒロトさんからだ。」
「ヒロト?ふぅん。」
内容を確認すると、今日一緒に帰らないかとの誘い。
ヒロトから誘われるなんて珍しいな、と思い誘いに乗る。
「あれ?大夢!雨降ってない?」
「え?…本当だ。」
「ねー!傘持ってきた?」
「いや…あ、置き傘があるかも」
「まじかよー!俺どうしようかなー?」
そんな話をしている途中、チャイムが鳴り先生が来た。
授業が始まり、先生の話なんて耳に入らない。
大夢はヒロトと一緒に帰るのが楽しみだった。

時がたち、靴箱でヒロトを待っていた。
「…」
「やぁ、待ったかい?三浦。」
「いいえ、今来たところです。」
「そうか、じゃあ帰ろうか…傘は持ってる?」
「傘…あ、ちょっと待っててください。」
ヒロトの手に握られている傘を見て朝の会話を思い出す。
「うん?どうかした?」
「いえ、ちょっと」
ポケットから携帯電話を取り出し、緑川にメールする。
俺の傘を使え、と。
「あ、ヒロトさん傘もって来ませんでした。」
「そう。じゃあ行こうか?」
「はい。」
同じ傘に肩を並べて歩く、
いつもは無表情な大夢の口元を少しだけゆがませながら。


いつもと同じ道を同じ時間に帰っているのに今日は隣に居る人が違う。
日常通りではないから、非日常だと思ってしまう。
でも、これも日常。 少しだけいつもと違う、それだけだ。
それがたまにあるだけで、凄く楽しくなる。
どちらも大切な彼の日常に違いないのに。



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あとがきッ☆
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おかしいな、まとまらない\(^o^)/←
ヒロト×三浦大夢(ディアム) は好きだよ!
どうだろう?私は凄くいいとおもうんだけど、ね!w
ヒロヒロ(笑)はやれぇえー!!!
ヒロトとひろむだろwww
ここまで読んでくださってありがとうございました!




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