「！ああ、あ！！」

突然の挿入であったのに対し、静雄の秘部は滑らかに臨也の侵入を許した。
臨也は息をつきながら腰を進める。

「やっぱりね。…一人で弄ってたんだろ」

「だ、だって、ぁ」

「自分の指、気持ち良かった？」

「ち、ちがっ、あっ、臨也のっ臨也の、コレがイイ…！は、あぁ」


少し先端で慣らしただけで臨也を簡単に受け入れる其処は、早々に弾力あるものに変貌する。
入れられただけで自分が淫猥なものへと成り果てて、それが本望だと静雄は思う。

だって、腰が勝手に動くのだ。


「シズちゃん、…俺、駄目な子になりそうだよ」

「…あっ、あっ」

いつもの余裕はどこにいったのか、息を詰めた臨也が小さく吐いた。
それが愛おしくて、愛おしくて、この有り余った力で壊さないでいるのが、辛い。


「駄目に、して…やり、てぇ！も、…いざ、や…！」


俺の此処でそんなことが出来るなら。


そして、勝手に股が開く。
もっと、もっと奥に入って欲しい。


臨也よりも一回りは大きい自分の身体は、こんな痴態を見せ付けてしまって目の前の優男にはどう映っているのか。
激しい律動の中、そんなことを気にする余裕もない。


「おく、奥っ、奥に…！臨也っ、奥っ、来いって…！！」

「俺、全然淡白じゃないね…一度イッてるのに、さ…ッ」


ぶつけるように自ら腰を当て、臨也は受け入れるかのように静雄の太ももを両手で掴む。

ずくッ！

「んぁ、ああっ！そ、れぇ、うぁ」

「好きだね、ココ…」


突かれることよりも、激しくぶつかる一瞬の肉の密着が好きだった。
繋がって離れて、また入ってくる天邪鬼さが静雄を虜にする。

「いざや、いざ、あ」

「フフ…俺もね、ココを突くの、好きだよ。」

「!!!!」


耳元で囁かれ、上から下へと腰をぶつけられる。
脳内が白くスパークした。


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