秘め事(18/19)
「っは…、ぅうっ…な、つみ…っごめ、も、イきたぃ…っ!」
はち切れそうな疼きに堪えられなくなって股間に手を伸ばす。けれどすぐに夏見の手に掴まれて阻まれた。
「…まだ駄目」
囁いた夏見の声は息が乱れていて荒っぽかった。声にも吐息にも視線にもただならぬ熱気をまとっている。夏見も余裕がなくなってるんだと感じて心臓がひと際騒めいた。
「う、あっ…!」
おもむろに両手を壁につかされて制服と下着を下される。後ろからベルトを外している音が聞こえてきてますます鼓動が激しくなった。
「…ごめん、痛いかも…」
「…っ…!ぁ…!」
指で散々弄られたところに夏見の硬いモノが触れただけで緊張や不安や欲情やらで息が詰まって目まいがした。脳が揺さぶられるくらい心音が体中に響く。俺は唇を噛みしめて壁に爪を立てた。
「くっ…!ぅあッ!あうぅっ…!!」
激しい圧迫感が下半身を支配していく。つんざくような痛みとともに夏見の熱い体温が粘膜に伝わってきて、苦痛と喜悦がごちゃ混ぜになって溢れた。
「…無理そう?」
「んっ…、だい じょうぶ…っ」
慣れようのない刺激に冷や汗が滲む。だけど、それよりももっと夏見を受け入れたかったし夏見にも感じてもらいたかった。俺は大きく息を吐いて痛みを掻き消す。
「はあっ…!あッ!ううっ…うあぁ!」
深くまで挿入すると夏見は今にも崩れ落ちそうな俺の腰を支えて抱きしめた。
「…広瀬の中熱い」
「…っふ…!ぅ…!」
奥深く沈んだ夏見の塊がズクズクと鼓動している。その僅かな振動にも反応して俺は体を小刻みに震わせてしまう。
「動いて大丈夫?」
「う、ん…っんあ!あ…ッうぅ!」
圧迫されたまま中を擦られると激しい疼きが波のように押し寄せて頭が真っ白になった。腰を支えたまま夏見の手が俺の欲肉を握る。沈痛と同時に快感に襲われて意識が混濁していく。
「ふああッ!あっ、あ…っう…!うあぁっ」
指で擦られていた箇所を抉られると狂おしい快感が沸き起こった。何度も貫かれている内に俺の身体は侵食される悦びを覚え、快楽が痛みを完全に上回っていった。
全身が過敏になって背後から聞こえる夏見の上ずった吐息にまで欲情してしまう。熱い快感に呑み込まれた俺はなりふり構わず甲高い声を上げて夏見を求め続けた。
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