※※第３２７話:Make Love(&Cuddle).198
ジュッ…グポッ…
「んっ…はっ、んん…っ、」
ナナは一所懸命、彼を舐めてしゃぶっていた。
また中に挿れてほしい一心で、唾液を使って濡らしてゆく。
トップスもブラジャーも脱ぎ捨てた彼女は一糸纏わぬ姿で、彼に貪りついていた。
「喉まで入れてやるから……あーんして？」
スイカを食べさせるのと同じような言い方で、薔は促す。
スイカとは全く違う淫靡さを感じつつ、ナナは言われた通りあーんをする。
なめらかに深く入れられ、夢中になってむしゃぶりついた。
「んっんっ…んっ、んん…っ、」
口を上下に動かし、彼があーんしてくれたときみたいに喉までたくさん咥え込む。
膣の奥も喉の奥も、あらゆる奥まで全部彼に占領される。
「ナナ？もっとこっち……」
薔は背中に両手を這わせていき、辿り着いた臀部を左右に開いて、膣口を拡げさせた。
さらに臀部を突き出していたナナの蟻の戸渡りを、熱い体液が伝い落ちる。
くぱあっと入り口は拡がり、中はずっと物欲しげにひくひくしていた。
「んっ…あっ、ダメ…っ、」
腰をくねらせいったん口を放したナナは、上擦った声で訴える。
「放していいとは言われてねぇだろ？まだ咥えてろよ……」
たしなめた薔はお構いなしに、ヴァギナへゆびを入れた。
「は…っ、んんんうっっ、」
ビクンビクンと感じて躰をふるわせるナナは、懸命に彼をしゃぶる。
グチュッ…グチュッ…
中は掻き乱され、エッチな体液が音を聞かせた。
薔はゆびさきで集中的にGスポットを擦り、膣を刺激する。
「んんうううっっ！」
達したナナは潮吹きをして、ソファをたっぷり湿らせた。
硬く起った乳首はぷるぷると揺れて、汗で艶めいている。
「なあ、おまえ……胸が物寂しいだろ？」
ふと、揺れる乳房の様子を見ていた薔は問いかけた。
素直に頷いたナナは、まだ口を放さない。
「放していいぞ？……その後はどうするべきか、言われなくてもわかるよな？」
彼は口を放してもいいと、お許しを出した。
胸が物寂しそうだから放してもいいということは……つまりはそういうことだ。
「ん…っ、は…っ、」
ねっとりと吸い上げてくちびるを放したナナはもちろん、言われなくてもわかってしまった。
濃い色に乳首が熟れた乳房を、両手で寄せて彼に近づく。
薔はスムーズにゆびを抜き、絡みついた体液を彼女の臀部へと丁寧に塗りたくった。
…――――このまま夜は妖しく深く、濃密に、次話へと続きます。
…――I want to taste you.
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