※※第325話:Make Love(&Sex aid).43








 「んんんうっっ!」
 キスをされたまま、ナナは絶頂を得る。
 「……っ!」
 ほぼ同時に、薔も彼女の中へと勢いよく射精をした。

 朝一のエッチでたっぷり中出しされて、ナナの子宮は生き生きと彼に充たされている。
 おまけに収まりきらず、白濁は溢れだして蟻の戸渡りへと流れる。

 「ん……っ、」
 いったん少しだけくちびるを放して見つめあったふたりは、すぐにまたくちびるを重ねた。
 まだ放れる気はなく、強く抱きしめあい躰を重ねる。

 攪拌される体液が淫猥な音を立てていた、何度も何度も、性器は深く繋げられていった。















 ――――――――…

 改めまして、朝です。
 一緒にシャワーを済ませて、やや遅めの朝食も済ませてしまってからの、朝です。


 「薔、今日の宿題はどこですか?」
 ナナは夏休みの宿題についてを自分から窺えるほどまでに成長しており、言われた通りの範囲をやろうと意気込んでいる(おそらくご褒美目当て)。

 「とりあえずおまえ、ここに座れ。」
 「あっ、はい!」
 ソファの隣を優しく叩いて薔は促し、ナナは素直に従った。
 座った状態で、宿題の指示を出されるのだろうと思ったからだ。


 ところが。

 「夢の中で俺をどんな風に弄んだんだ?」
 決して忘れていなかった彼はやはりそれを問い詰めてきた。
 ぎくっ!としたナナは中途半端に用意していた筆記用具を落っことす。

 「いっ……言わなきゃダメですか?」
 「ダメだな。」
 聞き返してみてもあっさりで、観念するしかなかった。



 「あの……フォークで薔の服を、ちょっと無理やりに脱がしてですね……お胸をずっと舐めておりましたら、……薔の乳首からそれはそれは美味しい、生クリームの味がするようになったんです……しかもすごくエッチな声を上げてくださり、その節はごちそうさまでした……」
 照れるナナはけっこう詳しく、夢の内容を語って聞かせた。

 ヒロインは彼氏の乳首に、何とも甘い夢を持っていた。


 「俺の乳首から生クリームの味がしたら気持ち悪りぃだろ。」
 「いえ、そんな、罰当たりなことを……現実の薔は生クリームの味がしてなくても最高にエッチですし……きれいで可愛いですし……」
 「俺は気持ち悪りぃかどうかを聞いてんだよ……」
 薔の雰囲気はそら険しくなり、照れ続けるナナは若干Q&Aが噛み合っていない、のか?
 これはこけしちゃんの影響と考えるべきなのか?



 「宿題が終わったらお仕置きだぞ?」
 「えええっ!?宿題はやるんですか!?」
 「当たり前だろ。」
 宿題免除とはならなかったものの、ナナは大好きなお仕置きが決定した。
 と言うことで慌てて、散らばった筆記用具をかき集めたりした。

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