※※第280話:Make Love(&Slinky).172
スカートも脱がされたナナはニーソだけの姿になり、白い柔肌を卑猥に艶めかせている。
「ちっせえのだけで満足できたか?」
くてっとしてしまった彼女のうえ、意地悪な笑みと共に薔は確かめた。
すぐにキャンディーのことだとわかったナナは(さすが)、つい高揚してしまいここでもまた首を横に振る。
「だと思った、」
予想通りといったふうに彼女の手を取ると、薔はその淫れた躰を引き寄せた。
ポタリと、乳首の先から甘い雫が落ちた。
すごく敏感になっている、ゆびで中までまさぐられたソコもひくひくしっぱなしで蕩けた蜜を滴らせている。
「ん……っ、ん…っ、」
率先して彼のモノを露にさせたナナは、ペロペロと舌を這わせてみた。
「……ん、やっぱ健気だな?可愛い……」
あたまをよしよしした薔は首を傾げて、さらりと髪を揺らした。
「んっ…はぁっ、んんっっ、」
うっとりと見上げたナナは丁寧に彼を舐め上げ、
「っ…っん…っ、は…っ、」
抑えきれない衝動から、胸に挟んで扱いてみる。
乳白色の体液がクチュクチュと音を立てて、唾液やローションの代わりとなった。
「へえ……大胆なことしてくれんだな、」
微笑んだ薔は胸の谷間で脈動させる。
ナナには自分の鼓動との区別がつかなくなる。
「後で思い出させて、辱しめんのも楽しそうだ…」
彼女の髪をそうっと耳に掛けさせ、薔は耳たぶをふにふにと可愛がった。
グチュッ…ヌプッ、ジュプッ――…
「んっ…っんっ、んんむ…っ、」
ナナはもはや淫靡な本能によって突き動かされているため、あとで思い出したら彼の思惑通りとんでもなく恥ずかしがりそうだった。
欲しいままに貪っている、彼だけに従順な躰で。
扱きながら吸いついてみるとまたえもいわれぬ悦びに迫られ、乳首が濡れる。
おかげで思っていた以上になめらかにできた、やっていても恥ずかしくはあるけれど、止まらない。
「んっっは…っ、んううっ…っんっ、」
そもそもの話キャンディーは胸に挟んだりしなかったし挟んだところでどうということはないので、エッチな行為に我を忘れて耽る。
いちおう時間については、薔が管理をしてくれてはいます。
『あああん…っ、あっ…はああん…っ……』
ほとんど気にかけていなかった隣の部屋の喘ぎ声も、時折聞こえてはくる。
気にかけている余裕はやはりこれっぽっちもないけれど。
ナナが声を我慢しているのは、“彼に命じられたから”、それ以外になかった。
「……っ、く…っ、」
躰をふるわせた薔はとうとう、抑えきれなくなり彼女の肩を掴んだ。
「終始誘われてるこっちの身にもなれ……おまえ、エロすぎなんだよ……」
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